モロッコ旅行を計画し始めると、真っ先に迷うのが「お金」事情。現地の通貨はモロッコディルハム(MAD)。
じゃあ、現金ってどれくらい持っていけばいいの?クレジットカードって使えるの?って疑問、出てくるよね。
たくさんの現金を持ち歩くのは不安だし、かといって全部カードで払える国でもなさそう…。ということで、モロッコのお金事情、ゆるっと解説していきます◎
クレジットカードは使える?使えない?
結論から言うと、クレジットカードも使えるけど、まだまだ現金が主流!
使える場所はだいたい決まってて、たとえばこんなところではOKなことが多いよ!
クレジットカードが使える場所
- 高級ホテルやリヤド
国际チェーンホテルや観光客向けのリヤドでは基本的にカード決済可能。 - 大手チェーンのスーパー
カルフールやマルジャンなど、大型スーパーマーケットでは問題なく使える。 - 高級レストラン
観光地の高級レストランやホテル内のレストランはカード対応が多い。 - 観光客向けの大型お土産店
大手観光バスが停まるような規模のお土産屋さんなら使えることが多い。
現金オンリーの場所
- スーク(市場)の小さなお店
マラケシュやフェズのスーク内の個人商店はほぼ現金のみ。 - 個人経営のカフェや雑貨屋さん
地元の人が利用する小さなカフェや商店は現金が基本。 - タクシーや公共交通機関
プチタクシーやバスは現金での支払いが必要。 - 屋台や露店
フナ広場の屋台や街角の小さな売店は現金のみ。
注意点: たまに個人店で「うちはカードOKだよ!」と言われても、手数料を上乗せされることがあるから要確認。また、通信状況によってはカード決済がうまくいかない場合もあるよ。
使えるクレジットカードの種類
VISAとMasterCardが基本!この2つがあれば安心だよ。
- VISA・MasterCard ✅ ほとんどの場所で利用可能
- JCB ❌ 使えるところがほとんどない
- American Express ❌ 対応店舗が非常に限定的
おすすめは2枚持ち: 1枚が使えなかった時の保険として、VISAとMasterCardを1枚ずつ持っていくのがベスト。通信状況が悪くて認証が通らない時もあるから、複数枚あると安心だよ。
現金の準備と両替のコツ
到着後の空港両替は必須!
目安は日本円で1〜2万円分を空港で両替するのがおすすめ。
なぜ空港両替が重要?
- タクシー代や最初の食事代に必要
- 市内のATMが見つからない場合もある
- ホテルまでの移動で現金が必要になる
両替時の注意点
- 両替証明書(レシート)は必ず保管 → 出国時の再両替で必要
- 小額紙幣も混ぜてもらう → チップや小さな買い物で便利
- 信頼できる場所で両替 → 銀行や正規の両替所を利用
追加の現金が必要になったら
- 銀行のATM → キャッシング機能付きカードで引き出し可能
- 市内の両替所 → レートをいくつか比較してから利用
- ホテルの両替 → レートは悪いけど、緊急時には便利
モロッコディルハムの特殊事情
国外持ち出し禁止の通貨
モロッコディルハムは国外への持ち出しが原則禁止されている通貨。
これが意味すること
- 日本で事前にディルハムに両替できない
- 余ったディルハムは基本的に使い切るか再両替が必要
- 出国時に多額のディルハムを持っていると没収される可能性
帰国時の再両替について
- 場所: 空港の出発ターミナル内の両替所のみ
- 必要書類: 入国後に両替した際のレシート
- 両替先通貨: ユーロまたはUSドル(日本円への両替は不可)
- レート: 非常に悪いので、できるだけ余らせないのがベスト
現金管理とセキュリティ対策
現金の分散保管
- 財布に入れる分 → 1日に使う予定額のみ
- ホテルのセーフティボックス → 大部分の現金を保管
- 隠しポケット → 緊急用として少額を別途保管
スキミング対策
- スキミング防止カードケース の使用
- セキュリティポーチ での貴重品管理
- ATM利用時 → 銀行併設で営業時間内が安全
カード紛失・盗難時の備え
- 緊急連絡先 をメモしておく
- カード番号 を別途記録(写真はNG)
- 現金の予備 も必ず準備
旅のスタイル別・現金準備の目安
バックパッカー・節約旅行
- 1日の現金予算: 1,000〜2,000円相当
- 初回両替額: 1万円分程度
- 支払い方法: 現金メイン、カードは緊急時のみ
一般的な観光旅行
- 1日の現金予算: 3,000〜5,000円相当
- 初回両替額: 1.5〜2万円分程度
- 支払い方法: 現金とカードを使い分け
高級志向・ラグジュアリー旅行
- 1日の現金予算: 5,000円相当(チップや小額支払い用)
- 初回両替額: 2〜3万円分程度
- 支払い方法: カードメイン、現金はサブ
実際の支払いシーン別アドバイス
ホテルでの支払い
- 高級ホテル: カード決済が基本
- リヤド・中級ホテル: カードまたは現金
- 安宿・ゲストハウス: 現金のみの場合が多い
食事での支払い
- 高級レストラン: カード可能
- カジュアルレストラン: 現金が基本
- 屋台・ローカル食堂: 現金のみ
お土産購入
- 大型お土産店: カード可能
- スークの個人店: 現金のみ
- スーパーマーケット: カード・現金どちらも可
移動・交通費
- タクシー: 現金のみ
- レンタカー: カード決済が基本
- バス・電車: 現金のみ
お得な両替・支払い方法
両替レートの比較(良い順)
- 銀行ATMでのキャッシング → 手数料込みでも最もお得
- 市内の両替所 → レートを比較して選択
- 空港の両替所 → 便利だがレートは普通
- ホテルでの両替 → 緊急時のみ、レートは悪い
キャッシング利用のコツ
- 事前にキャッシング枠を設定 しておく
- 銀行併設のATM を利用する
- 営業時間内 に利用して、万が一のトラブルに備える
- 利用後は速やかに繰上げ返済 で利息を最小限に
トラブル時の対処法
カードが使えない場合
- 別のカード を試してみる
- ATMでキャッシング を利用
- 近くの銀行 で両替
- ホテルのフロント に相談
現金が足りなくなったら
- ATMを探す (銀行併設が安全)
- 両替所 でキャッシング
- ホテル で緊急両替
- 日本大使館 への相談(緊急時)
盗難・紛失の場合
- すぐにカード会社に連絡 して利用停止
- 警察に届出 を提出
- 保険会社に連絡 (海外旅行保険加入時)
- 日本大使館 に相談
番外編:日本円が使える場面も?
ごく一部のスークやお土産屋さんでは、日本円がそのまま使えることもある。観光客慣れしているお店だと、日本円で支払ってディルハムでお釣りをくれることがあるよ。
ただし注意点
- レートはお店任せ で不利になることが多い
- 本当に一部のお店のみ なのでアテにしない
- 「使えたらラッキー」程度 に考えておく
旅の終盤で「もう両替したくないけど、あとちょっとだけ現金ほしい〜!」って時に助けられることもあったり。でも基本的にはモロッコディルハムでの支払いが原則。
まとめ:カードと現金、W持ちで安心旅を!
モロッコでは、「カードも使えるけど、現金はまだまだ主役級」。都市部とローカルエリアで使い分けるのが旅のコツ。
準備チェックリスト
- ✅ VISAとMasterCard の2枚持ち
- ✅ キャッシング機能 の事前設定
- ✅ スキミング防止グッズ の準備
- ✅ 緊急連絡先 のメモ
- ✅ 1〜2万円分 の初回両替予算
現地での心がけ
- ✅ 両替レシート は必ず保管
- ✅ 現金の分散管理 でリスク軽減
- ✅ 小額紙幣 も確保しておく
- ✅ ディルハムは使い切る ように計画
クレカは最低2枚、両替は小分けに、スキミング対策も忘れずに。あとは、ちょっとの準備と、旅先での臨機応変さがあればOK!
異国の地では「少し多めに準備する」くらいがちょうどよい。事前の準備をしっかりしておけば、現地で焦ることも減って、より自由に旅を楽しめるよ。
【私の体験談】 初めてのモロッコ旅行の時は、クレジットカードがメインで大丈夫だろうと思ってたんだけど、スークでのお買い物がほぼ現金オンリーでびっくり!急いでATMを探し回ったのを覚えてる(笑)
それ以来、空港で必ず現金を用意するようになったし、VISAとMasterCardの2枚持ちも徹底してる。おかげで2回目以降は、お金の心配をせずにモロッコの魅力を満喫できてるよ〜♪
特にフナ広場の屋台で夜ご飯を食べる時とか、スークで値段交渉する時とか、現金があると本当に便利。モロッコの楽しさを100%味わうためにも、現金とカードの両方をうまく使い分けてね!
★こちらもあわせてどうぞ⇒


コメント