「英語ができないから海外一人旅なんて無理!」そう思っていませんか?
実際、今でも英語は得意じゃないけれど、当時はもっとひどくて中学レベル以下。Yes/Noと簡単な単語くらいしか言えなかったんです。それでも思い切って旅に出てみたら……意外とどうにかなった!
今日は「ほぼゼロ英語力」で一人旅に挑んだ私の失敗談と、そこから学んだ工夫をまとめます。同じように英語に不安を感じている方の背中を、少しでも押せたら嬉しいです。
英語力ほぼゼロだった頃の私
まずは当時の私の英語レベルを正直にお話しします。本当にひどかったんです(笑)
話せる英語:
- 基本的な「I am」「This is」「Do you have?」程度
- 簡単な単語を組み合わせた短文なら何とか
- ホテルで「Check in, please」「I want this room」くらい
聞き取り能力:
- リスニングはほぼ聞き取れず
- 会話が始まると頭が真っ白
- 早口で話されると「???」状態
- 聞き返すのも怖くて固まる
そんな状態で海外一人旅に出たのだから、トラブルはつきもの。でも今思い返すと、それが一番の思い出になっているんです。
実際に起きた笑える失敗談
空港・入国審査編
入国審査での大失敗 「Occupation?」と聞かれて意味がわからず「OK!」と元気よく答えてしまう。審査官の困った顔を今でも覚えています。なぜか通してもらえたけど、後で「職業」を聞かれていたと知って顔から火が出る思いでした(笑)
搭乗ゲートで迷子 「Gate 15」と言われても、なぜかゲート12をうろうろ。時間ギリギリでようやく気づいて走りました。数字って大事!
ホテル編
チェックインの謎 「Check in, please」は言えても、その後のやりとりが全くわからない。部屋のキーを受け取ってやっと部屋番号が分かる状況。フロントの人に何度も同じことを聞かれて、適当に「Yes」と答え続けていました。
朝食時間を聞き逃す 「Breakfast is from seven to ten」と言われても「seven」しか聞き取れず、朝7時にレストランに行ったら誰もいない。10時までだったと後で判明。
レストラン・買い物編
水が通じない事件 喉が渇いて「Water(お水)」と何度言っても通じない。実は発音が「ウォーター」じゃなくてよく聞く「ワラ」みたいな感じ。結局ジェスチャーでコップを持つ真似をしてやっと通じました。
お会計でパニック レジで金額を言われても聞き取れず、大きなお札を出してお釣りをもらう作戦。でも一度、チップと勘違いされて「Thank you so much!」と言われて戸惑ったことも。
サイズ選びの悲劇 服を買う時「Small? Medium? Large?」と聞かれて、なんとなく「Large」と答えたら、日本のXXLサイズが来てびっくり。海外サイズの概念を学びました。
それでもなんとかなった理由
こんなにダメダメだった私でも、無事に旅を終えられた理由があります。
1. 指差し+現物最強説
言葉が通じなくても、チケットや地図、写真を見せれば大抵通じます。スマホの写真機能様々でした!
2. ジェスチャー+笑顔の威力
「これ!」「ここ!」「あっち!」のジェスチャーと笑顔があれば、意外と相手も理解しようとしてくれます。恥ずかしがったら負け!
3. 現地の人の優しさ
困っていると自然に助けてくれる人が本当に多かった。言葉が通じなくても、身振り手振りで一生懸命教えてくれる人たちに何度救われたことか。
4. 翻訳アプリの進化
当時でも翻訳アプリがあって、カメラ機能でメニューを翻訳できたのは本当に助かりました。
英語ゼロでも一人旅できる実践的コツ
失敗を重ねて学んだ、本当に使えるコツをシェアします。
最低限覚えるべきフレーズ(厳選5つ!)
- 「No, thank you.」 → 断るとき万能
- 「How much?」 → 値段を聞くとき
- 「Where is ○○?」 → 場所を聞くとき
- 「I want ○○.」 → 「○○が欲しい」超万能!
- 「Can I ○○?」 → 「○○してもいい?」許可を求める時に
この5つがあれば、ほとんどの場面でなんとかなります!特に「I want」と「Can I」は本当に使える頻度が高いです。
事前準備で差をつける
翻訳アプリは必須
- Google翻訳(オフライン対応)
- カメラ翻訳機能付き
- 音声入力も使えると便利
よく使うフレーズをスマホにメモ
- 「Excuse me(すみません)」
- 「I don’t speak English well(英語が得意じゃありません)」
- 「Can you help me?(助けてもらえますか?)」
緊急時の連絡先を英語でメモ
- ホテル名・住所・電話番号
- 大使館の連絡先
- 自分の名前・パスポート番号
現地でのサバイバル術
単語+基本文で乗り切る 「I want water」「Can I have this?」「Do you have WiFi?」など、中学1年生レベルの文法でも意外と伝わります。完璧な文章じゃなくてOK!
数字は必ず指で確認 聞き取れなかったら、指で数を示してもらいましょう。金額や時間のトラブル回避に必須です。
メモ&スケッチ作戦 行きたい場所を絵に描いたり、住所を紙に書いて見せる。言葉より確実です。
完璧を目指さない精神 「伝わらなくても死なない!」「なんとかなる!」くらいの気持ちでいることが一番大事。
英語ができないからこそ得られたもの
実は、英語ができなかったからこそ気づけたことがたくさんありました。
コミュニケーションは言葉だけじゃない 笑顔、ジェスチャー、相手を思いやる気持ちがあれば、言葉の壁は案外低いんです。
現地の人の温かさを実感 困った時に助けてくれた人たちの優しさは、完璧な英語で旅をしていたら感じられなかったかもしれません。
度胸がつく 「なんとかなる」精神が身について、帰国後の日常でも物事を前向きに考えられるようになりました。
準備の大切さを学ぶ 事前にできる準備をしっかりしておけば、当日の不安が減ることを実感。これは旅行以外にも活かせるスキルです。
英語の大切さも痛感 正直に言うと、英語ができなくても旅はできます。でも現地の人ともっと深くコミュニケーションを取りたいなら、英語ができると旅の楽しさが倍どころか何倍にもなるって気づきました。だから毎回旅行が終わると「今度こそ英語を勉強しよう!」と決意して勉強を始めるんです。
けれど、やっぱり途中で挫折しちゃうこともあって…これは今でも続く課題です(笑)
それでも何とかなったのは、翻訳アプリの進化と現地の人の優しさがあったからこそ。もちろん中には「聞き取れません」と言ってるのに、全然ゆっくり話してくれない人もいないわけじゃありません。でもそれより圧倒的に、困ってる私を助けてくれる人の方が多かったんです。
まとめ|英語できなくても旅はできる
英語ができなかったからこそ生まれた失敗談は、今では何よりも大切な思い出になっています。
一人旅って「完璧に話せること」よりも「どうにか伝える工夫」と「相手を思いやる気持ち」の方がずっと大事。言葉が通じなくても、人と人のつながりは生まれるんです。
だからこそ声を大にして言いたい。 「昔の私でも一人旅できたんだから、あなたも絶対大丈夫!」
英語に不安があっても、その一歩を踏み出したら必ず「なんとかなる」って思える瞬間が来ます。完璧を目指さず、「伝わればOK」「楽しければOK」の気持ちで、ぜひ一歩踏み出してみてください。
きっと、帰ってきた時には「行ってよかった!」と心から思えるはずですよ。
ちなみに、モロッコ旅に出たときも私は“英語力ゼロ寄り”のまま挑戦しました。
でも、翻訳アプリとジェスチャー、そして現地の人の優しさに助けられて、ちゃんと楽しめたんです。
モロッコの女子ひとり旅については、別の記事で詳しくまとめているので、よかったらこちらも読んでみてください。
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