【モロッコの水事情】水道水は飲める?歯磨き・洗顔・飲み水対策&必携グッズまとめ

モロッコ旅行ガイド

はじめに|「水って飲めるの?」がいちばん聞かれる

モロッコ旅行の準備中、よく聞かれる質問がこれ

「水道水って飲めるの?」
「歯磨きはどうしてた?」
「お腹こわさなかった?」

たしかに日本と違って、水まわりの事情ってちょっと不安だよね。 私も初めてモロッコに行くとき、水道水は飲める?歯磨きとかどうするべき?ってすごく悩んだ

この記事では、モロッコの水事情をリアル体験ベースで解説しながら、 あってよかったグッズや、不安を減らすための準備リストを紹介するよ!

① モロッコの水道水は飲めるの?【公式見解】

まず結論から言うと…

モロッコの水道水は「飲用可能」とされているけど、旅行者にはミネラルウォーターが推奨されています。

都市部の水道水は飲用可能といわれていますが、日本とは水質が異なるので体調を崩すこともあります。現地の人はふつうに飲んでる人も多いよ◎

でも、私たち旅行者にとっては、お腹の耐性が違う・体調が崩れやすいというリスクが。水だけが原因ではないと思いますが、お腹を壊される方がいます。

また、コップの衛生状態や配管の古さも気になるところ。 なので、短期滞在や初モロッコ旅の人は、できるだけミネラルウォーターを使うのが安心◎

カフェではペットボトルの水が付いてくることがあるけど、ローカルレストランだと水道水の事もあります。

カフェではペットボトル付き
水道水が出てくることもあります

宿泊施設での水道水事情

高級ホテル・リヤド

  • 浄水システムが整っている場合も多い
  • でも「水道水は飲まないで」と注意書きがあることも
  • シャワー・洗面は基本的に問題なし

中級〜エコノミー宿

  • 水道水の質にばらつきあり
  • 貯水タンク方式の場合、衛生面で不安も
  • 念のためミネラルウォーター使用がベター

地域別の水質について

カサブランカ・ラバト(大西洋岸) インフラが比較的整っているが、塩分を含む場合も

マラケシュ・フェズ(内陸部) 硬水寄りで、日本人には合わない場合が多い

サハラ砂漠周辺 水質が不安定で、井戸水を使っている場所も

山間部(アトラス山脈など) 天然水に近いが、処理システムが限定的

② 飲み水はペットボトル水が基本!現地で買える?

モロッコでは水はふつうに売ってます。 スーパー・コンビニ・キオスクで手に入りやすく、価格も良心的。

現地でのペットボトル水価格(2025年版)

一般的な店舗・スーパー

  • 500ml → 約4〜8DH(約60〜125円)
  • 1.5L → 約6〜12DH(約95〜185円)
  • 5L → 約15〜25DH(約230〜390円)

カフェ・レストラン

  • 500ml → 15〜30DH(約230〜465円)
  • 1.5L → 25〜40DH(約390〜620円)

観光地・ツアー先

  • 500ml → 20〜50DH(約310〜775円)
  • サハラ砂漠ツアー中は特に高額になりがち

空港・駅

  • 500ml → 25〜35DH(約390〜545円)

どこで買えるの?

ハヌート(小さな雑貨店) 街角にたくさんある、一番身近な購入場所

マルジャン・BIMなどのスーパー まとめ買いに最適、冷えたものも豊富

ガソリンスタンド ドライブ中の補給に便利

ホテル・リヤドの売店 割高だけど、緊急時には重宝

現地で水を買うときのコツ

  • 冷蔵 vs 常温:お腹が弱い人は冷たい水を避けて常温をチョイス
  • キャップがしっかり閉まってるか確認(再利用リスク防止)
  • ツアー先や空港では水が高騰しがち:事前に買っておくと節約に◎
  • ブランドは「Sidi Ali」「Ain Saiss」「Oulmes」が定番
  • 炭酸水もあるよ:「Oulmès」は有名なモロッコの炭酸水ブランド

持参すべき?現地調達すべき?

持参がおすすめなケース

  • 初日の到着時用に1-2本
  • お腹が敏感で特定ブランドしか飲めない場合
  • サハラ砂漠ツアーなど、購入機会が限定的な場合

現地調達で十分なケース

  • 都市部中心の観光
  • 1週間以内の短期滞在
  • 荷物を軽くしたい場合

③ 歯磨き・うがい・洗顔ってどうしてた?【実体験】

正直、ここがいちばん気をつけたところ! 私は初めて行った時は、ミネラルウォーターを別のコップに入れて使ってたよ

歯磨き事情

基本スタイル

  • 歯磨き:ミネラルウォーター使用が安心
  • うがい:ペットボトルから直接 or コップに注いでうがい
  • 仕上げ:水道水でさっと口をゆすぐ程度ならOKという人も

節水のコツ

  • 小さめのコップを持参して、必要分だけ注ぐ
  • 歯磨き粉は少なめに使って、すすぎの回数を減らす
  • 水なし歯磨きジェルを併用すると節約&安心

洗顔パターン別対応

普通肌の場合

  • 朝:水道水でさっと洗顔、気になるときだけミネラルウォーター
  • 夜:しっかり洗いたいときはミネラルウォーター

敏感肌・乾燥肌の場合

  • ふきとり洗顔シートで代用が一番楽!
  • どうしても水で洗いたいときはミネラルウォーター使用
  • 洗顔後の保湿は念入りに(乾燥がハンパない)

脂性肌の場合

  • 朝は水道水でも問題ない場合が多い
  • ただし肌荒れが気になったらミネラルウォーターに切り替え

持っていってよかった水まわりグッズ

歯磨き関連

  • 使い捨て歯ブラシセット(個包装) → 外出時にも便利だし、衛生面も◎
  • 水なし歯磨きジェル → サハラ砂漠やバス移動中の救世主
  • うがい用ミニボトル(100ml程度) → 一度に使う水の量を決めておけるので節水効果

洗顔・スキンケア関連

  • ふきとり洗顔シート → 朝の洗顔をこれで代用できて、すっごくラク!
  • フェイスミスト/保湿スプレー → モロッコは年中乾燥してるので、保湿ケアも忘れずに◎
  • リップクリーム(UV効果付き) → 唇の乾燥がハンパないから必須

④ シャワーや洗顔はどうだった?【肌トラブル対策】

シャワーやお風呂は水道水でもOK。 ただし敏感肌や肌が弱い人は注意!

シャワー事情の実際

水質の特徴

  • 硬水寄りの地域が多い(特に内陸部)
  • 石鹸・シャンプーの泡立ちが悪い場合も
  • 髪がきしんだり、肌がつっぱる感覚あり

対策グッズ

  • 弱酸性ボディソープ・シャンプーを持参
  • ヘアトリートメントは必須(硬水で髪がバサバサになりがち)
  • ボディクリームで保湿ケア

持参すべきバスグッズ

基本セット

  • 使い慣れたシャンプー・コンディショナー(小分けボトル)
  • ボディソープ(泡タイプが便利)
  • フェイスタオル(ホテルのタオルが硬い場合に備えて)

敏感肌向け

  • 無添加石鹸
  • 保湿系入浴剤(バスタブがある場合)
  • ワセリン(万能保湿剤として)

乾燥&敏感肌対策グッズ

モロッコは年中乾燥しているので、保湿ケアが本当に大切!

顔まわり

  • 保湿化粧水(大容量)
  • 美容オイル → アルガンオイルは現地でも買えるけど、使い慣れたものを
  • 日焼け止め → 紫外線が強いので必須

体全体

  • ボディミルク
  • ハンドクリーム → 石鹸で手を洗う機会が多いので
  • かかと用クリーム → サンダル歩きで意外と乾燥する
  • ネイルオイル→指先までがっつり乾燥するので見逃しがちだけどあるといい◎

⑤ サハラ砂漠や移動が多い日はどうする?【水なしサバイバル術】

サハラキャンプや長距離移動中は、水が足りなくなるリスクあり。 砂漠はめちゃくちゃ乾燥するし、唇やのどもすぐカサカサに。

🏜 サハラ砂漠での水事情

持参すべき水の量

  • 1日あたり3-4Lは最低限必要
  • 2日1泊なら6-8Lを目安に
  • 料理・歯磨き用も考慮すると更に必要
    ツアーに水が1~2本程度含まれている場合あるので確認して持って行った方が◎

現地での調達事情

  • ベースキャンプ周辺では購入可能だが、1本50DH以上することも
  • 日中の砂漠ツアー中は購入不可
  • ラクダトレッキング中は持参分のみが頼り

水がないとき用の救世主グッズ

口まわりケア

  • 水なし歯磨きジェル → 砂漠の夜は本当に重宝する
  • マウスウォッシュ(アルコールフリー) → 少量で口の中がすっきり
  • のど飴・トローチ → 砂埃で喉がイガイガするときに

体のケア

  • ドライシャンプー(洗い流し不要) → 2日間髪を洗えないときの味方
  • ボディシート(大判) → 体を拭くだけでもさっぱり
  • 濡れマスク → 砂埃対策&喉の保湿に

保湿・潤いケア

  • 潤いスプレー(顔・体用) → 霧吹きタイプで気軽に保湿
  • リップバーム(UVカット付き) → 砂漠の日差しは唇も焼く
  • 目薬 → 砂埃で目が乾燥するので必須

長距離バス移動での水対策

移動前の準備

  • 大きめペットボトル(1.5L以上)を複数本
  • 魔法瓶・保温ボトル → 冷たい水を長時間キープ
  • 塩分補給タブレット → 汗をかいたときの熱中症予防

バス車内での工夫

  • 小分けボトルに移し替えて飲みやすくする
  • ストロー付きボトル → 揺れる車内でも飲みやすい
  • ウェットティッシュ → 手を清潔に保つため

⑥ レストランでの水事情【注文時の注意点】

レストランでの水注文パターン

ミネラルウォーター注文時

  • 「Eau minérale, s’il vous plaît」(フランス語)
  • 「Ma miyah maadaniya」(アラビア語)
  • 炭酸なし/ありを確認:「Sans gaz/Avec gaz」

注文時の注意点

  • グラスの清潔さもチェック
  • レストランやカフェなどで出される水もミネラルウォーターを注文した方がよいと思います。
  • 氷入りは避ける(氷は水道水で作られている可能性が高い)

レストランでの水の価格

一般的なレストラン

  • ミネラルウォーター(500ml):15-25DH
  • ミネラルウォーター(1L):20-35DH

観光地のレストラン

  • ミネラルウォーター(500ml):25-40DH
  • 観光地価格で2倍以上になることも

高級レストラン

  • ミネラルウォーター(500ml):30-50DH
  • 輸入品の高級ブランド水もあり

飲み物オプション

安全な飲み物

  • フレッシュミント茶 → 沸騰したお湯なので安心
  • コーヒー → 高温処理されているので基本的に安全
  • ボトル入り炭酸飲料 → コーラやファンタなど
MIRINDAも美味しかったよ

注意が必要な飲み物

  • フレッシュジュース → 水道水で洗った氷や希釈の可能性
  • アイス系ドリンク → 氷は水道水で作られている可能性

⑦ 水を買うときの実践的なコツ【現地での立ち回り方】

購入場所別の特徴とコツ

スーパーマーケット

  • 冷蔵コーナーで冷えたものをゲット
  • まとめ買い割引があることも
  • レシートはとっておく(ホテルで飲む証拠にもなる)

街角の小さな店(ハヌート)

  • 交渉次第で少し安くなる場合も
  • 常温のものが多い
  • 小銭を準備しておく(お釣りがない場合も)

観光地の売店

  • 価格は高めだが緊急時には助かる
  • 値札がない場合は要交渉
  • 複数の店を比較してから購入

冷たい水にこだわりたい場合

購入のタイミング

  • 朝一番にスーパーで購入(一番冷えている)
  • ガソリンスタンドは冷蔵庫がしっかりしていることが多い

保冷のコツ

  • クーラーバッグを持参
  • 濡らしたタオルで包む(気化熱で冷却効果)
  • 日陰に保管(車内放置は厳禁)

⑧ 日本から持参すべき水関連グッズ【完全版】

必須アイテム(あると安心)

浄水・水分補給系

  • 浄水ボトル(BRITA Go など) → 長期滞在・節約派におすすめ
  • 軽量ボトル(500ml以下) → 街歩きで重宝
  • 魔法瓶(保温・保冷) → 砂漠やバス移動で活躍

口腔ケア系

  • 水なし歯磨きジェル → 水が使えないときの必需品
  • 使い捨て歯ブラシセット → 衛生面も安心
  • マウスウォッシュ(小分け) → 少量でも効果的

洗顔・スキンケア系

  • ふきとり洗顔シート → 朝の洗顔代わりに最適
  • ボディシート(大判) → 全身さっぱり
  • 保湿グッズ各種 → 乾燥対策の最重要アイテム

アプリ・デジタルツール

水分管理アプリ

  • Water Reminder → 水分摂取量の記録・リマインダー
  • Plant Nanny → ゲーム感覚で水分補給

翻訳アプリ

  • Google翻訳(オフライン対応) → 水に関する単語を事前にダウンロード
  • 指さし会話帳 → 「水をください」などの基本フレーズ

⑨ トラブル対処法【こんなときどうする?】

緊急事態別の対処法

水がまったく手に入らない場合

  1. ホテル・リヤドに相談 → 大抵は購入・提供してくれる
  2. レストランでミネラルウォーターを注文 → テイクアウト可能か確認
  3. ガイドさんに相談 → 購入場所を教えてもらう
  4. 最終手段:水道水を沸騰させる → ケトルがある場合のみ

お腹を壊してしまった場合

  1. 脱水症状の予防 → 経口補水液で水分・電解質補給
  2. 整腸剤の服用 → 事前に持参した薬を使用
  3. 刺激の少ない食べ物 → 白米、バナナ、トーストなど
  4. 症状がひどい場合は医療機関へ → ホテルに相談して病院を紹介してもらう

肌荒れ・アレルギーが起きた場合

  1. 原因の除去 → 水道水使用を即座に中止
  2. 保湿ケア → 持参した保湿剤で肌を保護
  3. 抗アレルギー薬 → 事前に持参した薬を服用
  4. 症状が改善しない場合は医療機関へ

予防のための事前準備

健康チェック

  • 出発前の体調管理 → 免疫力を高めておく
  • 常用薬の準備 → 普段飲んでいる薬は多めに持参
  • アレルギー情報の整理 → 英語・フランス語で症状を説明できるよう準備

情報収集

  • 現地の医療機関情報 → 事前にリサーチしてリスト作成
  • 緊急時の連絡先 → 在モロッコ日本領事館の連絡先など
  • 海外旅行保険 → 医療費カバーのある保険に加入

⑩ モロッコの水文化【現地の人の水事情】

モロッコ人の水との付き合い方

日常的な水の使い方

  • 飲み水:都市部では水道水も飲むが、ミネラルウォーター派も増加
  • 料理用:水道水使用が一般的(十分加熱するため)
  • 宗教的な清浄:イスラム教のお清めでも水は重要

伝統的な給水システム

  • 公共の泉(フォンテーヌ) → 昔ながらの水汲み場が残っている
  • モスクの泉 → 宗教施設には必ず清潔な水場がある
  • リヤドの中庭の泉 → 伝統建築では水は重要な要素

モロッコの水と美容文化

伝統的な美容法

  • ローズウォーター → ダマスクローズから作られる化粧水
  • アルガンオイル → 水分蒸発を防ぐ保湿オイル
  • ハマム(蒸し風呂) → 水蒸気を使った伝統的な美容法

現地で購入できる水系美容グッズ

  • ローズウォーター(200ml・約50DH) → お土産にも最適
  • オレンジブロッサムウォーター → 爽やかな香りの化粧水
  • アルガンオイル純正品 → 現地価格で安く購入可能

まとめ|「水」に気をつけるだけで旅がもっと快適に!

モロッコは決して”危険な国”ではないけれど、 海外では水に関しては慎重にしておいて損はなし!

現地で水が買えるとはいえ、 安心して旅を楽しむにはちょっとした準備が本当に大事。

この記事のポイントまとめ

  1. 水道水は飲用可能だが、旅行者にはミネラルウォーター推奨
  2. ペットボトル水は現地で簡単に購入可能(4-8DH/500ml)
  3. 歯磨き・洗顔はミネラルウォーター使用が安心
  4. サハラ砂漠では水の事前準備が超重要
  5. 持参グッズがあれば水がなくてもなんとかなる

喉・お腹・肌…ぜんぶ守って、 モロッコ旅を快適に過ごそう


最後に…

水事情って、現地に行ってみないとわからないことが多い。でも事前にちょっと準備するだけで、現地での安心感が全然違う!

特にサハラ砂漠やアトラス山脈などの自然豊かなエリアでは、水の確保が旅の満足度を大きく左右するから、ぜひ参考にしてもらえたら嬉しいです。

モロッコの美しい景色と文化を、体調万全で楽しんでください!


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