海外旅行三大心配って、実は「生水・食事・トイレ」だったりしませんか? 私も初めてモロッコに行くとき、真っ先に気になったのはトイレ事情。 日本の快適なトイレに慣れていると、「どうやって使うの?」「紙は流せるの?」と不安になりますよね。 しかもお腹が弱い私にとっては、トイレはときに本気の死活問題…。
だからこそ今回は、モロッコ旅行で知っておくと安心なトイレ事情を体験談と一緒にお届けします。「これは知っておいてほしい!」というポイントを詳しく解説していきますね。
ホテルやリヤドのトイレ事情
基本スペック
基本は様式トイレですが、紙は流せない事がほとんど。なので、使用後は備え付けのゴミ箱に捨てます。
中級以上のホテルは清潔なところが多く、快適に使える印象です。
ビデやウォシュレット機能は基本的にありません。
ホテルグレード別の違い
高級ホテル・リヤド(星4つ以上)
- 清潔で設備も充実
- トイレットペーパー常備
- 中には紙を流せるところも(要確認)
- アメニティも豊富
中級ホテル(星2-3つ)
- 清潔さは当たり外れあり
- トイレットペーパーはあるが薄い場合が多い
- 時々水圧が弱いことも
格安宿・民宿
- 共同トイレの場合あり
- トイレットペーパーは期待しない方が安全
- 清潔さにはばらつきが大きい
ポイント:どのグレードでも「紙を流せるかどうか」は必ず確認を!
公衆トイレの使い方と注意点
基本システム
街中や観光地の公衆トイレは有料(1〜5MAD)です。支払いは入り口にスタッフがいたり、小皿が置いてあって支払う方式。
清潔さは「当たり外れ」があるため、当たればラッキーくらいの気持ちでいると◎
ローカル食堂や田舎ではモロッコ式トイレ(和式に似ている)も多いです。
都市別トイレ事情
マラケシュ
- ジャマ・エル・フナ広場周辺は比較的きれい
- メディナ(旧市街)内は古いタイプが多い
- カフェのトイレを借りるのも手(何か注文必須)
フェズ
- 世界遺産の旧市街は古いモロッコ式が多い
- 新市街の方が洋式率高め
- 迷路のような街なので、トイレの場所は事前チェック推奨
カサブランカ
- 国際都市なので洋式が多い
- 空港やショッピングモールは日本レベル
- 街中の公衆トイレも比較的きれい
モロッコ式トイレの使い方
基本的な使い方
- 流す時はホースやバケツの水を「バシャッ」と流す
- 床が濡れていることが多いので注意
- トイレットペーパーはほぼないので、自分で持参必須
- しゃがんで使う和式に近いスタイル

コツと注意点
- 靴が濡れる可能性があるので、歩きやすく汚れてもいい靴で
- バランス感覚が重要!慣れるまで時間がかかるかも
- 水の勢いが強すぎるor弱すぎる場合があるので様子見ながら
必須の持ち物リスト
絶対持参したいアイテム
トイレットペーパー系
- 芯を抜いたトイレットペーパー(ジップロックに入れると便利)
- ポケットティッシュ(水に流せるタイプがおすすめ)
おすすめは 芯抜きトイレットペーパー。つぶせばそんなに嵩張らないし、量もあるのでトイレ以外にも使い勝手良し!
衛生用品
- ウェットティッシュ(除菌タイプがベスト)
- アルコールジェル
- 携帯用消毒スプレー
手指消毒ならキレイキレイ薬用ハンドジェルが小さくて持ち運びにおススメ。
その他便利グッズ
- 小銭入れ(トイレ代用)
- 折りたたみ傘(目隠し用にも使える!)
- 携帯用トイレカバー(汚れている事も多々あるのであると安心)
女性におすすめの追加アイテム
生理用品
- 日本から多めに持参推奨
- モロッコでも購入可能だが、慣れたブランドが安心
携帯タイプトイレ消臭スプレー
- 小さいのでポーチやリュックに入れておける
- 1プッシュで匂いがリセットできる
- トイレだけじゃなく、靴や宿の部屋でも使えて便利
モロッコでは“水・紙・小銭”に加えて、消臭スプレーを持っていくと安心感が全然違います。
“小さなストレスを減らす”ことが旅を楽しむコツなんです。
これはペンタイプで嵩張らないので、ポーチに入れても邪魔にならないサイズ感が◎このスプレーは、旅行に行く時以外にも持ち歩いているマストアイテムです。2本セットなのがいい。
サハラ砂漠キャンプのトイレ
ツアー会社による違い
スタンダード以上のキャンプ
- 洋式水洗が多い
- 個室タイプ
- 電気もある場合が多い
格安やローカル感重視ツアー
- 「ベルベル式(青空トイレ)」の場合あり
- 共同の簡易トイレ
- 電気なしの場合も
ラグジュアリーキャンプ
- ホテル並みの設備
- 温水も出ることが多い
- アメニティも充実
重要:事前にツアー会社へ必ず確認しておこう!
砂漠での裏技・サバイバル術
青空トイレのときに役立ったのが、折りたたみ傘を目隠し代わりに使うワザ。これはぜひ覚えておいてほしい裏技!
その他の砂漠トイレサバイバル術
- 懐中電灯は必須(夜間用)
- 砂が入らないよう荷物の管理に注意
- 風の方向を考えて場所選び
- 朝イチは混雑するので時間をずらす

上記の画像は大体のイメージ図です。衝立がある場合や、完全な青空の場合もあります。
お腹の調子を整える予防策
トイレ事情と同じくらい大切なのが、お腹の調子管理!
出発前の準備
整腸剤を日本から持って行きましょう!正露丸もあった方がいいです。もちろん下痢止めもマストです。
お腹が強くても海外で薬を買うのは結構大変だったりするので、必ず使い慣れた日本のものを。
私のおススメは前も紹介しているミヤリサンとビオスリー。腸内環境を整えて、旅行先でのお腹のトラブルを予防できます。
現地での注意点
- 生水は避ける(歯磨きもミネラルウォーター推奨)
- 屋台の食べ物は慎重に
- 果物は皮をむいて食べる
- 氷の入った飲み物も要注意
文化的な違いを理解しよう
イスラム教の影響
- 左手は不浄とされる(トイレ後は左手で清める習慣)
- 金曜日は礼拝日のため、一部施設が混雑
- ラマダン期間中は営業時間が変わることも
現地の人の優しさ
困ったときは現地の人に聞いてみて。モロッコの人たちは本当に親切で、トイレの場所を教えてくれたり、時には家のトイレを貸してくれることも!
季節別の注意点
夏(6-8月)
- 水分補給量が増えるのでトイレも近くなる
- 公衆トイレの暑さは半端ない
- 脱水症状に注意
冬(12-2月)
- 朝晩の冷え込みで水洗の水が冷たい
- 山間部では凍結の可能性も
- 温かい服装で体温調整を
トラブル時の対処法
緊急時のフレーズ
- 「فين الطواليط؟(フィン トワレット?)」(トイレはどこ?)
- 「بغيت نمشي للطواليط(ブリート・ニムシー・ル・トワレット)」(トイレに行きたい)
- 「بالزربة!(ビ・ズルバ!)」(急いで)
最悪の場合の避難場所
- 高級ホテルのロビー(堂々と入って借りる)
- マクドナルドなどファストフード店
- ショッピングモール
- ガソリンスタンド
注:都市部では上記でだいたい間に合いますが、市外とか田舎の方に行くとこの手段はガソリンスタンド以外はほぼ使えません…。
費用の目安
トイレ利用料金
- 公衆トイレ:1-5MAD(約10-50円)
- カフェ・レストラン:無料(何か注文が前提)
- ガソリンスタンド:1-2MAD
必須アイテムの予算
- トイレットペーパー・ティッシュ類:500‐1500円
- 除菌・衛生用品:1,500-3,000円
- 薬類:2,000-4,000円
- 合計:4,000-9,000円程度
少し出費はあるけれど、安心・快適な旅のための必要投資と考えれば安いものです!
まとめ|準備しておけば怖くない!
モロッコのトイレは「紙を流さない」「公衆トイレは有料」「ティッシュ必須」さえ押さえておけば大丈夫。砂漠キャンプなど特殊な環境でも、事前準備とちょっとしたアイテムで快適に過ごせます。ただ、潔癖症ぎみの人には少しキツイかもしれません…。
最重要ポイント3つ
- 事前情報収集:宿泊先やツアー会社に必ず確認
- 必需品の準備:日本からしっかり持参
- 文化の理解:現地の習慣を尊重する気持ち
最後に…
トイレ事情は不便に感じることもあるけれど、それも含めて旅の思い出になること間違いなし。むしろ「あの時のトイレ、大変だったよね」って後で笑い話になるよ!
準備万端にして、安心してモロッコ旅行を楽しんでくださいね。素敵な旅になりますように。
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