モロッコの「ハヌート」って何?スーパーと使い分けた3週間滞在のリアル

ハヌートの店内通路。入口付近にお菓子や飲み物、奥に日用品や水が並んでいる モロッコ暮らしのリアル

私のブログでたびたび出てくる「ハヌート」という言葉。
ハヌートとは、モロッコのいたるところにある個人商店のことで、日本でいうとコンビニのような感覚で使えるお店です。

食品から日用品まで、生活に必要なものがぎゅっと詰まっていて、「ちょっとだけ買いたい」という時にとても便利な存在でした。
今回は、モロッコ滞在中に私が実際に利用していたハヌートについて、詳しく紹介していきます。

ハヌートで買えるもの|食品から日用品まで意外と何でもある

店内は、いろいろな商品がところ狭しと高く積まれています。最初は「何がどこにあるの?」と戸惑うくらいですが、慣れると意外と何でも揃います。

モロッコの個人商店ハヌートの店内。食品や日用品が天井近くまで所狭しと積まれている様子
最初は圧倒されます

水、お菓子、パン、卵、牛乳、ヨーグルト、缶詰、インスタントラーメン、ティッシュ、トイレットペーパー、洗剤、シャンプー、歯磨き粉…。生活に必要な基本的なものは、だいたい置いてあります。

お店によっては野菜や果物を置いているところもあって、「今日のサラダ用にトマト1個だけ買いたい」みたいな時にも便利でした。

水・お菓子・パンなど、よく買っていた定番アイテム

私がよく買っていたのは、水・お菓子・ジュースなど。
特に水は1本から気軽に買えるので、本当に助かりました。スーパーで2リットルのボトルを何本も買うと重いけど、ハヌートなら必要な分だけ買えるのがありがたいです。

お菓子もいろいろ置いてあるので、小腹が空いた時にも便利。チョコレートやビスケット、ポテトチップスなど、種類も豊富です。

夜に小腹が空いた…。「ちょっと何か食べたい…!」という時に、さっと行ける距離にあるのは心強いです。

卵も1個から買えるので、「卵サンド作りたいけど、卵が2個だけ欲しい」みたいな時にも助かりました。スーパーだとパック売りですが、ハヌートなら必要な数だけ買えるのがよかったです。

スーパーより割高だけど「近さ」が正義

スーパーと比べると、価格は少し割高です。例えば、マルジャンで2リットル4ディルハムの水が、ハヌートだと1.5リットル5ディルハムになることもあります。でも、近さは正義。

滞在先のすぐ近くにあると、重い荷物を持たずに済むし、「水だけ欲しい」「今すぐ必要」という場面では、ハヌート一択でした。わざわざスーパーまで10分歩いて、また重い水を持って帰ってくるより、目の前のハヌートで買う方が圧倒的に楽です。

それに、ハヌートは朝早くから夜遅くまで開いていることが多いです。スーパーが閉まっている時間でも、ハヌートは営業していることが多いので、「あ、水がなくなった!」みたいな緊急時にも頼りになります。

長期滞在する場合、近くにハヌートがあるかどうかで、生活の快適さが全然違ってきます。私は滞在先のすぐ目の前にハヌートがあったので、本当に助かりました。

最初は入りづらい?ハヌートの雰囲気と店主さん事情

ハヌートは、真顔のおじさんが店番していることが多いです(※私の体感)。
最初はちょっと入りづらく感じるかもしれません。無表情で立っているので、「入っていいのかな…?」と躊躇してしまうこともありました。

モロッコのハヌートのカウンター。ここで店主に商品を伝えて現金で支払いをする
カウンター。実際にはここにおじさんがいて支払いをします

でも、「ボンジュール!」と挨拶しながら入ると、途端に笑顔になることが多くて、そのギャップに毎回ほっとしていました。

観光地のショップとは違って、かなりローカルな空気感です。観光客慣れしていないお店も多いので、最初は少し緊張するかもしれませんが、何度か通ううちに顔を覚えてもらえて、「また来たね!」みたいな感じで迎えてくれるようになります。

ハヌートによっては、猫がいることもあって、店先で猫がくつろいでいる光景もよく見かけました。モロッコは猫が多い国なので、ハヌートで猫に遭遇するのも楽しみのひとつでした。

英語が通じないことも|支払いはどうしてた?

観光地と違って、英語が通じないことも多いのがハヌート。
アラビア語かフランス語が主流で、私は両方とも話せないので、コミュニケーションに少し苦労しました。

でも、商品を指差して「これください」というジェスチャーだけで、だいたい通じます。言葉が通じなくても、何とかなるものです。

20ディルハム固定で乗り切った話

私は最初、20MADを出して、お釣りから逆算するという方法で買い物していました。何がいくらか分からなくても、とりあえず20MAD出せば何とかなることが多かったです。

ハヌートではまとめ買いをしないので、最終的には「もう計算面倒だな…」となって、毎回20MAD出してました。旅先で毎回暗算するの、地味に疲れるんですよね。そのせいで小銭で財布がパンパンに…。

慣れてくると、だいたいの価格感覚が身についてきて、「水は5ディルハムくらい」「パンは2ディルハムくらい」みたいに分かるようになります。

大きいお札は避けたほうがいい理由

100MADなどの大きいお札は、嫌がられることもあります。
単純にお釣りがないことが多いからです。特に朝一番や夕方などは、まだお釣りが用意できていないこともあります。

できるだけ少額紙幣を用意しておくのが、ハヌート利用のコツだと思います。私はいつも、20ディルハム札と10ディルハム札を多めに持ち歩くようにしていました。

スーパーで買い物する時に、意識的にお釣りをもらうようにして、小銭や少額紙幣を貯めておくと、ハヌートでの買い物がスムーズになります。

ハヌートとスーパー(マルジャン)の使い分け

がっつり買い物をしたい時はマルジャン。水1本、ちょっとした買い足しはハヌート。
この使い分けができるようになると、モロッコでの生活が一気に楽になりました。

週に1〜2回、マルジャンでまとめ買いをして、日々の足りないものはハヌートで補充する。このスタイルが、私には一番合っていました。
マルジャンは品揃えが豊富で価格も安いけど、ちょっとした買い物のためだけに行くのは面倒。
ハヌートは割高だけど、近くて便利。それぞれの良さを活かした使い分けが大切です。

長期滞在でも短期旅行でも、ハヌートは頼れる存在

ハヌートは長期滞在者向けの存在に見えますが、実は短期旅行でもかなり使えるお店です。

「ホテルの近くに水を買える場所が欲しい」「ちょっとしたお菓子を買いたい」そんな時に、ハヌートはとても頼りになります。観光で歩き疲れた時に、冷たい水をさっと買えるのは本当にありがたいです。

ハヌートの店内通路。入口付近にお菓子や飲み物、奥に日用品や水が並んでいる
入り口付近にはお菓子、奥に日用品がありました。

また、お土産用のお菓子を買うのにも便利。モロッコのクッキーやチョコレートは、ハヌートでも買えるので、ちょっとしたお土産探しにもおすすめです。

まとめ|ハヌートを知ると、モロッコの暮らしが一段リアルになる

ハヌートを使うようになると、観光だけでは見えないモロッコの日常が少し見えてきます。スーパーとハヌートを上手に使い分けることで、「旅」から「暮らし」に近づく感覚を味わえるのも、モロッコの面白さ。

観光中心の旅でも、ハヌートを一度使ってみるだけで、モロッコでの滞在がぐっと現地寄りになる気がしました。

モロッコを訪れる予定の方は、ぜひ一度、滞在先近くのハヌートを覗いてみてくださいね。


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