初めてモロッコを訪れる前、私が気になっていたのは「世界三大うざい国」という評判でした。
でも、実際に訪れてみると、そんな一言では片づけられない国だったんです。
客引きの勢いに戸惑うこともあれば、見知らぬ人の親切に驚くこともあります。
初めての旅行では不安だった私も、今では「暮らしたい」と思うほどモロッコが好きになりました。
この記事では、旅行前に抱いていたイメージと実際に訪れて感じたことを、良い面も戸惑ったことも含めて正直にお伝えします。
「三大うざい国」って本当?実際どうなのか
モロッコについて調べていると、「世界三大うざい国」という言葉を目にすることがあります。
私も初めて行く前は、この言葉を見て不安になりました。
実際に訪れてみると、確かに日本とは違うと感じる場面があります。
特にマラケシュのジャマ・エル・フナ広場やフェズのスークなど、観光地では、
- 客引きが多い
- 強めに話しかけられる
- 道案内を申し出られる
といったことがあり、日本の感覚では少し圧倒されるかもしれません。
でも、声をかけてくる人が全員、何かを売ろうとしているわけではありません。
強引な客引きがいる一方で、何も求めずに親切にしてくれる人もいる。
その振れ幅の大きさが、私の感じたモロッコのリアルです。
「うざい」と感じる理由と、実際に訪れた印象
私が感じたのは、「うざい」というよりも、商売へのエネルギーが強い国だということでした。
日本では、お店に入らない限り店員さんから積極的に声をかけられることは少ないですよね。
でも、モロッコの観光地では、歩いているだけでも次々に声をかけられます。
最初は驚きましたが、必要がなければ「No, thank you.」と断り、そのまま歩き続けることで、私は大きなトラブルにならずに過ごせました。
もちろん、しつこいと感じる人もいると思います。
ただ、客引きが多いことと、治安が悪いことは同じではありません。
文化や人との距離感が日本とは違うからこそ、戸惑うこともある。それが私の実感です。
都市別の注意点や旅行中の安全対策については、モロッコの治安は悪い?都市別の注意点と安全対策ガイドで詳しくまとめています。
不安ならツアーという選択肢もある
初めてのモロッコ旅行が不安なら、添乗員付きの周遊ツアーを利用するのも一つの方法です。
私自身、初めてのモロッコは周遊ツアーで訪れました。
移動や観光をサポートしてもらえるので、土地勘のない国でも安心感がありました。
最初からすべて自分で手配する必要はありません。
まずはツアーでモロッコの雰囲気を知り、気に入ったら次は個人旅行で訪れる。そんな楽しみ方もあると思います。
女性ひとり旅は大丈夫?私が感じたこと
初めてモロッコを訪れたときは、女性ひとりで行動することにかなり緊張していました。
知らない土地で何かあったらどうしよう。そんな不安もあって、夜遅くに出歩かない、人通りの少ない道を避けるなど、いつも以上に慎重に行動していました。
でも、何度も訪れるうちに、少しずつ街の雰囲気にも慣れていきました。
今では観光をせず、スーパーで買い物をして、アパートで自炊するだけの日もあります。
初めて訪れた頃の自分が見たら、きっと驚くと思います(笑)。
もちろん、慣れたからといって油断していいわけではありません。
それでも、最初はあれほど不安だった場所が、今では日常を過ごせる場所になったことに、自分でも不思議な気持ちになります。
女性ひとり旅で実践している安全対策や宿選びについては、モロッコの治安は悪い?女性ひとり旅の注意点と安全対策で詳しく紹介しています。
街の空気感|日本とはまったく違う日常
モロッコの街には、日本とはまったく違う空気が流れています。
空港から一歩外に出た瞬間、「あ、モロッコだ……」という感覚が一気に押し寄せてきます。
長時間のフライトを終えた安心感もありますが(笑)、それ以上に、音や匂い、人との距離感が一気に変わるのを感じます。
街に出ると、車のクラクションと人の声が混ざり合い、日本ではあまり聞かない独特の街の音が響いています。
日本ではクラクションを耳にすることが少ないので、滞在し始めた頃は毎日のように「うるせー‼」と思っていました(笑)。
でも今では、その騒がしさも含めて「これもモロッコだなぁ……」と思えるようになりました。
初めてマラケシュのアパートで長期滞在したときは、1週間ほどは日本の音楽を流して過ごしていました。
慣れない土地で、無意識に聞き慣れた音を求めていたのかもしれません。
ところが、ある日から音楽を流さなくなったんです。
窓の外から聞こえる車の音や人々の声、時折響くアザーン(礼拝への呼びかけ)。
そんな街の音を聞きながら、パソコンのキーボードを打つ。
気がつけば、それだけで落ち着いて過ごせるようになっていました。
あれほど騒がしいと思っていたモロッコの音が、いつの間にか私の日常になっていました。
また、同じマラケシュでも、滞在するエリアによって街の雰囲気は大きく異なります。
観光の中心地は夜まで賑やかですが、住宅地では地元の人たちの暮らしを身近に感じられます。
私はどちらかというと、観光よりも「生活」に寄せたエリアに滞在することが多いです。
観光地へ出かける楽しさもありますが、スーパーで買い物をしたり、アパートでのんびり過ごしたりする時間も好きだからです。
モロッコで3週間暮らしたときの体験は、3週間モロッコで暮らして分かったことでも紹介しています。
情報に振り回されすぎないで、でも油断もしない
モロッコについて調べていると、ネガティブな情報が目に入りやすいと思います。
「危険」「うざい」「やめたほうがいい」
私も初めて訪れる前は、そんな言葉を見て不安になっていました。
確かに、実際に行ってみると、スークの客引きがしつこかったり、声の大きさに圧倒されたりすることもあります。
でも、それだけがモロッコではありません。
何も求めずに助けてくれる人もいれば、商売とは関係なく、ただ世間話をして終わることもあります。
もちろん、親切な人がいるからといって、誰でも信用していいわけではありません。
怖がりすぎない。でも、気を抜きすぎない。
何度もモロッコを訪れるうちに、私はそのくらいの距離感がちょうどいいと感じるようになりました。
合う・合わないは、ある
正直に言うと、モロッコは誰にでもおすすめできる国ではありません。
日本とは文化も人との距離感もまったく違います。その違いを面白いと感じる人もいれば、疲れてしまう人もいると思います。
私自身、初めて訪れたときは戸惑うこともたくさんありました。
それでも、何度も訪れて実際に暮らしてみるうちに、街の人の優しさや、真顔の奥にあるキュートな笑顔に、何度も癒されました。
もちろん、今でも「うるさいなぁ」と思うことはあります(笑)。
それでも、日本に帰ると不思議とまた行きたくなるんです。
モロッコは、私にとってそんな国です。
もし少しでも興味があるなら、インターネットの評判だけで判断せず、自分の目で見てみるのもいいかもしれません。
そのときは、必要な準備と安全対策を忘れずに。
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