モロッコ旅行で楽しみの一つといえば、やっぱり食べ物。
スパイスが香るタジンや山盛りのクスクス、屋台で湯気を立てる揚げ物…見るだけでわくわくしますよね。
でもその一方で、「お腹を壊したらどうしよう…」と不安に感じる人も多いのではないでしょうか。
実際、旅先で体調を崩してしまうと、せっかくの思い出が「ホテルで寝込んだ数日」に変わってしまうこともあります。
私自身も現地で「これ大丈夫かな?」とヒヤッとした経験があります。
でも安心してください。
ポイントを押さえれば、モロッコの食事はちゃんと安全に楽しめます。
この記事では、
- 食中毒を避けるための鉄則
- 実際に気をつけているポイント
- あると安心な対策アイテム
を、体験ベースでわかりやすくまとめています。
外務省も警告!モロッコでの食中毒リスク
モロッコについては、外務省も食中毒について注意喚起しています。
「ちょっとくらい大丈夫」は通用しない環境なので、まずは公式の注意点を確認しておきましょう。
▼外務省の公式情報でも、モロッコの食中毒には注意が必要とされています。

※出典:外務省 海外安全ホームページ https://www.anzen.mofa.go.jp/
公式情報のため、最新情報は外務省サイトもあわせてご確認ください。
ポイントをまとめると、特に注意すべきなのはこの3つです。
・水や氷、生野菜は避ける
・路上の食べ物はリスク高め
・夏は特に食中毒が増える
つまり、「見た目がきれい」「人気そう」だけで判断するのは危険です。
公式推奨事項
- 飲料水は必ずミネラルウォーターのみ
- 肉・魚は中までよく火が通ったもの限定
- 下痢・腹痛・発熱時は病原性大腸菌等による食中毒が疑われるため、抗生物質の服用が必要となることもある
この公式情報からも分かるように、「ちょっとくらい大丈夫」という油断は禁物です。
特にモロッコは、日本とは気候も水質も大きく違うため、普段なら大丈夫な食べ物でもお腹を壊すリスクがあります。でも正しい知識があれば、安心してモロッコの美味しい料理を堪能できるんです。
そこで今回は、外務省の注意事項も踏まえた上で、
「どこまで気をつければいいのか?」を分かりやすくまとめました。
危険度レベル別|モロッコで注意したい食べ物
★★★【超注意】モロッコで食中毒リスクが高い食べ物
生野菜・サラダ類

見た目はきれいでも、実際に食べて体調を崩す人も少なくありません。
- 洗浄に使われる水が日本と違うため、細菌感染のリスクが高い
- 特にレタスやトマトなど皮を剥けない野菜は要注意
- ホテルの朝食ビュッフェでも油断は禁物
氷入りドリンク
- 氷の原料が水道水由来のことが多い
- 見た目にはきれいでも細菌が潜んでいる可能性
- カフェやジュースでも「氷なし(No ice)」と伝えるのがおすすめ
生肉・生の魚介類
- 特に内陸部では新鮮な魚が少なく、刺身などは避けた方が安全
- 生ハムのような加工肉も保存状態に不安あり
- 沿岸部のエッサウィラでも生食は避けるのが無難
★★【注意】状況を見極めて判断
モロッコでは食べ物は基本的に美味しいですが、場所や状態によっては注意が必要です。
屋台の揚げ物や串焼き
- 作り置きされた料理は、時間が経つと菌が増えやすい
- 古い油で揚げられた食品は、胃腸に負担がかかることも
- 注文してから揚げてくれるお店を選ぶのが安心です
- 地元の人で賑わっている屋台は回転が早く、比較的安心して食べられます
市場のスイーツ・パン類
- 乾燥したクッキー系は比較的安全
- クリーム系や生菓子は避けるのが無難
- ハエが多くたかっている商品は避けましょう
カットフルーツ
- 皮を剥いてから時間が経ったものは注意
- 目の前でカットしてくれる場合は比較的安心
- バナナやオレンジなど、自分で皮を剥けるものがおすすめ

私は実際に屋台や市場でも食べていますが、
「状態を見て選ぶ」ことで大きく体調を崩すことはありませんでした。
★【比較的安全】安心して楽しめる料理
しっかり火が通っていて、提供直前に調理されている“あつあつの料理”を選ぶのが基本的に安心です
タジンやクスクスなど熱々料理

- しっかりと加熱調理されているため細菌リスクが低い
- 蒸気が出ている状態で提供されるものを選ぶ
炭火でしっかり焼かれた肉料理
- ケバブやグリルチキンなど、目の前で焼かれる肉類
- 中まで火が通っているかしっかり確認
ホテルや人気レストランの調理済み料理

- 衛生管理がしっかりしている可能性が高い
- それでも生野菜は避けるのがベター
- 提供されてから時間が経っていそうな料理は避けるのが無難です
屋台&レストランのチェックポイント
外観で判断する4つのポイント
- 行列ができているか(回転が早く、食材が新しい可能性が高い)
- 料理が目の前で調理されているか(作り置きではないかチェック)
- 火がしっかり通っているか(湯気や音でチェック)
- 食器や調理器具、店員の手元が清潔そうか(ハエの多さも目安)
特に注意したい時間帯
昼食後の14時〜17時 この時間帯に屋台で作り置きされた料理を食べるのは避けましょう。気温が高いモロッコでは、菌の繁殖速度が早くなります。
金曜日の午後 モロッコでは金曜日は休日のため、食材の入れ替えが少ない場合があります。
安全に食べるための実践的な工夫
水と飲み物はこれだけ守ればOK
ペットボトルの水を必ず携帯
- 封がしっかり閉まっているか購入時に確認
- 開封済みのものが販売されている可能性もあるため、未開封を確認
- Sidi Ali(シディ・アリ)、Ain Saiss(アイン・サイス)などモロッコの定番ブランドが安心
飲み物は常温または冷蔵ボトルで
- 氷は絶対に避ける
- 炭酸飲料も缶やペットボトルで
- 屋台のフレッシュジュースは魅力的だけど、氷や水が使われている可能性があるため注意
これだけは持って行きたい常備薬
- 旅行の1〜2週間前から飲み始めると、お腹が慣れてトラブル予防になることも
- 現地でも毎日継続服用
胃腸薬(正露丸、ストッパなど)
- 症状が出た時の応急処置用
- 小分けにして常に携帯
- 下痢による脱水症状の対策
- 水に溶かして飲めば電解質補給
- 発熱の有無をチェック
- 現地の病院受診時にも役立つ
- 軽くて小さいタイプがおすすめ
安心して食べやすいモロッコ料理
食中毒が心配な方でも、比較的安心して食べやすい料理もあります。
・ハリラスープ(しっかり煮込まれている)
・ブリワット(高温で揚げている)
・メシュウィ(炭火でしっかり焼く)
・パスティーラ(オーブン調理)
・ミントティー(煮沸済み)
いずれも「しっかり加熱されている」という共通点があります。
旅行前の準備で差がつく!事前対策
現地に行ってから慌てるより、日本にいるうちから準備しておくことで、食中毒のリスクを大幅に減らせます。
出発2週間前から始める腸内環境づくり
旅行前に体調を整えておくだけで、現地での食中毒リスクはかなり下げられます。
乳酸菌サプリの摂取開始
- 出発2週間前から毎日飲み始める
- ビフィズス菌やラクトバチルス菌入りがおすすめ
- 整腸剤と併用するとより効果的
消化の良い食事を心がける
- 揚げ物や刺激物を控える
- 野菜や発酵食品を積極的にとる
暴飲暴食を避ける
- 胃腸への負担を減らしておく
- 特に出発前日は軽めの食事がおすすめ
私は上記を意識していたおかげか、ちょっとお腹を壊すくらいで、大きく体調を崩さずに過ごせました。
旅行保険の確認
万が一食中毒になった場合、海外では治療費が高額になることもあります。
事前にしっかり確認しておくことで、いざという時の不安を減らせます。
食中毒も補償対象に含まれているか
- 医療費だけでなく、入院・通院費もカバーされるか確認
- 症状が重い場合の帰国費用も対象かチェック
現地での医療機関情報
- 日本語対応可能な病院の有無
- 保険会社指定の提携病院リストを事前に確認
24時間対応の連絡先
- 緊急時にすぐ連絡できる番号をスマホに保存
- 日本語サポートの有無もチェック
海外では「ちょっとした体調不良」でも数万円〜数十万円かかることもあります。
保険に入っておくだけで安心感が全然違うので、必ず準備しておくのがおすすめです。
もしも体調を崩してしまったら
軽い症状の時(下痢・軽い腹痛)
1. 水分補給を最優先
- 経口補水液やスポーツドリンクで脱水予防
- 少量ずつ頻繁に摂取(一気に飲むと嘔吐の原因に)
- 冷たすぎるものは避けて常温で
2. 食事は控えめに
- 最初の24時間は消化の良いものだけ
- バナナ、白いパン、おかゆ(ホテルで頼める場合)
- 乳製品や油っこいものは避ける
3. 薬の服用と医療機関への相談
- 整腸剤で腸内環境を整える
- 下痢止めは症状によっては使用を控えた方がいい場合もあるため、無理せず医療機関に相談するのがおすすめです。
- 症状が改善しない場合は早めに医療機関へ(外務省によると抗生物質が必要なケースもあり)
私も実際にお腹を壊したとき、ポカリの粉と整腸剤にかなり助けられました。
現地でも水は手に入りますが、モロッコでもアクエリアスは売ってますが、ちょっと高いのと、探すのが大変なので、持参がおすすめです。
重い症状の時(高熱・激しい腹痛・嘔吐)
ここまで症状が強い場合は、無理せず「早めに頼る」が本当に大事です。
1. すぐに医療機関へ
- ホテルのフロントに相談して病院を紹介してもらう
- 旅行保険の24時間サポートに電話
- 一人で行かず、付き添いを頼む
2. 症状と食べたものを記録
- いつ何を食べたかメモしておく
- 症状の変化(時間・程度)
- 服用した薬と時間
3. 水分補給は慎重に
- 一気に飲むと吐き気が悪化することがあるため、少量ずつが基本です
- 経口補水液が理想的(なければ薄めたスポーツドリンク)
- 吐き気が治まってから少しずつ量を増やす
海外旅行保険に入っていると、24時間サポートで日本語対応してもらえるので安心です。
まとめ|安心してモロッコグルメを満喫するために
モロッコの食は、旅の大きな魅力の一つ。スパイスの効いた料理やミントティーの香りは、きっと忘れられない思い出になるはずです。
でも体調を崩してしまったら、観光も買い物も楽しめなくなっちゃう。「危険度レベル別に見極める目」を持つことで、リスクを最小限に抑えながら美味しいモロッコ料理を満喫できます。
モロッコ旅行前に準備しておきたいもの
・整腸剤・胃腸薬
・ポカリ粉末などの電解質補給
・ウェットティッシュ(手拭き用)
・ペットボトルの水
👉実際に私が持っていって助かった持ち物はこちら
モロッコ旅行に必要な持ち物まとめ | 砂とミントティー
最重要ポイントのおさらい
- 生もの・氷・生野菜は基本的にNG
- 熱々の料理を選ぶ
- 人気店・行列店を選ぶ
- 水分補給はペットボトル水で
- 体調管理グッズは必ず持参
最初は不安かもしれないけど、基本的な注意点を守れば、モロッコの食文化を十分楽しめます。
せっかくの旅行だから、安全に配慮しつつも思い切って現地グルメにチャレンジしてほしいです。
私も正直、最初は「大丈夫かな…」と不安でしたが、ポイントを押さえれば普通に楽しめました。
ただ、現地の人が食べているからといって、必ずしも観光客にも安全とは限りません。現地の方は子供の頃からその環境に慣れ親しんでいるからです。でも、正しい知識と準備があれば大丈夫。
「ちょっと怖い…」と思っている人ほど、この記事を読んでから行けば安心です。
美味しいタジンやミントティーを囲んで、素敵なモロッコ旅行の思い出を作ってください。
モロッコでは飲み水も食べ物と同じくらい注意が必要です。特に暑い季節は、食中毒と合わせて“水の安全対策”も知っておくと安心ですよ。詳しくはこちらの記事でまとめています。



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