モロッコ旅行のハイライトといえば、やっぱりサハラ砂漠。ラクダに揺られながら夕日を眺めたり、満天の星空の下で過ごした夜は、一生忘れられない思い出になります。
ただ、いざツアーを探してみると「1泊?2泊?それとも3泊以上?」と悩む人も多いはず。さらに「ザゴラとメルズーガ、どっちがいいの?」「安いツアーでも大丈夫?」という疑問も出てきます。
今回は、実際に参加した体験もふまえて、それぞれの違いや失敗しない選び方をまとめました。後悔のない砂漠体験をするための、ガイドをお届けします。
主要な砂漠エリアを知ろう
ザゴラ砂漠(入門編)
マラケシュから約6-7時間。小規模な砂丘で、1泊ツアーが中心です。
メリット:移動時間が短く体力的に楽、短期間でも砂漠体験が可能
デメリット:大砂丘の迫力は期待できない
メルズーガ砂漠(本格派)
マラケシュから約8-9時間。エルグ・シェビの大砂丘が圧巻。2泊ツアーが中心です。
メリット:サハラ砂漠らしい壮大な景色、星空の美しさが格別
デメリット:移動時間が長く体力的にハード

初めてのラクダライド。立ち上がる時は後ろ足から、座る時は前足からなので、グラッと体が揺れてびっくり!前に落ちそうになるので気をつけて!
1泊ツアー|時間がない人向け
向いている人:旅行期間が短い、体力に不安がある、砂漠体験を記念として残したい
スケジュール例
- 1日目:マラケシュ出発 → ザゴラ到着 → ラクダライド → 夕日鑑賞 → キャンプ泊
- 2日目:朝日鑑賞 → マラケシュへ戻る
注意点:移動時間が往復12-14時間に対し、実際の砂漠滞在は限られます。

2泊ツアー|王道の満喫プラン
向いている人:砂漠をモロッコ旅行のハイライトにしたい、星空や朝日をしっかり楽しみたい
スケジュール例
- 1日目:マラケシュ出発 → アイト・ベン・ハドゥ見学 → トドラ峡谷 → エルフード泊
- 2日目:メルズーガ到着 → ラクダライド → 夕日 → 砂漠キャンプ泊
- 3日目:朝日鑑賞 → マラケシュへ戻る

3泊以上|ゆとりの贅沢プラン
向いている人:時間に余裕がある、体力に不安がある、写真撮影や文化体験を重視したい
移動を複数日に分散できるため、体力的な負担が軽減されます。各観光地でゆっくり時間を過ごせて、現地の文化にも深く触れられます。

個人的には「砂漠に行くなら2泊以上のツアー!」と断言したいくらい。砂漠以外の観光も少しついてるし、移動を分散できるから、1泊より体力的に楽
季節で選ぶベストシーズン
春(3-5月)・秋(9-11月) 最も過ごしやすい。ただし観光客が多く、予約は早めに。
夏(6-8月) 日中40-50度と過酷。観光客は少ないが、体力に自信のある人のみ。
冬(12-2月) 日中は涼しく快適だが、夜間0-5度まで冷え込む。防寒具必須。
ツアー会社選びのポイント
必ずチェック
- オンラインでの評判(TripAdvisor、Google Reviews)
- ライセンスの有無
- 宿泊施設の詳細(テント、トイレ、シャワーの有無)
- 食事内容とアレルギー対応
- 総額料金の明確性(隠れた追加費用がないか)
- キャンセル条件
料金について ツアー期間、参加人数、宿泊施設のレベル、含まれるサービス、予約時期などで大きく変動します。複数社から見積もりを取って比較しましょう。
よくある質問
Q: ラクダライドが不安です
A: 歩いて行くことも相談可能ですが、砂漠の歩行は体力を消耗します。
Q: 携帯電話は使えますか?
A: だいたい使用できますが、砂漠の奥地では電波が届かない事があります。
Q: シャワーは浴びれますか?
A: 基本的なキャンプではシャワー設備は期待できません。ウェットティッシュが一般的です。
注意事項とマナー
- 環境保護:ゴミは必ず持ち帰り、植物を傷つけない
- 文化尊重:写真撮影は許可を取る、ガイドへのチップは文化の一部
- 安全対策:こまめな水分補給、日焼け対策、体調が悪い時は無理をしない
まとめ|自分に合ったプランを選ぼう
短期滞在 → 1泊ツアー(とりあえず砂漠体験) ハイライトにしたい → 2泊ツアー(星空・朝日も満喫) ゆとりある旅 → 3泊以上(観光と砂漠をバランスよく)
どのツアーを選んでも、サハラ砂漠で過ごす時間は特別な思い出になります。移動は大変ですが、それを上回る感動が待っています。
私も参加前は不安でしたが、実際に砂漠の壮大さを目の当たりにした時、すべての疲れが吹き飛びました。
大切なのは「自分の旅スタイルに合ったプラン」を選ぶこと。体力や予算、旅行期間を考慮して、無理のない範囲で最高の体験を選んでください。
素晴らしい砂漠の思い出を作ってくださいね!
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