2025年のモロッコ|クレジットカードは使える?使えない?
2025年現在でもカードが使えるのはホテルや大型レストラン、空港のショップが中心です。
一方、スーク(市場)・ローカルカフェ・地方のバスやプチタクシーでは現金必須。
⇒結論:モロッコ旅行では「クレジットカード+現金の両方」を持っていないと不便です。
モロッコへの女子一人旅を計画中のみなさん、「お金の管理」について不安に感じていませんか?
「クレジットカードは使えるの?」「現金はどのくらい必要?」「スリが心配…」そんな声をよく聞きます。私自身も初めてのモロッコ旅行前は同じような不安でいっぱいでした。
でも実際に行ってみると、事前にしっかり対策をしておけば、女子一人旅でも安心してお金の管理ができることが分かりました。今回は2025年最新のモロッコ事情と、私が実践している安全対策を詳しくシェアします!
2025年のモロッコ、クレジットカード事情はどう変わった?
キャッシュレス化の現状
モロッコではここ数年でキャッシュレス化が少しずつ進み、2025年現在では観光客が利用する場所でのカード対応が増えてきました。
クレジットカードが使える場所
- 観光客向けの中級〜高級ホテル
- 大型レストラン・カフェチェーン
- 空港のショップ・レストラン
- 大型ショッピングセンター(マラケシュ、カサブランカなど)
- 一部のリヤド(伝統的宿泊施設)
- 観光地のお土産店(規模が大きめのもの)
現金が必須の場所
- スーク(伝統市場)の小さな店舗
- 地元民向けの小さなカフェ・レストラン
- 地方のバスやプチタクシー
- 屋台・ストリートフード
- チップ(ホテルやレストランで)
- 公共トイレの利用料
通貨と手数料の注意点
ディルハム(MAD – モロッコ通貨)のレートは比較的変動しやすく、両替やキャッシングの手数料も重なります。そのため「カード+現金のハイブリッド運用」が最も賢い選択といえます。
2025年現在のレート目安
- 1MAD ≒ 15円前後(変動あり)
- 100MAD ≒ 1,500円前後
女子ひとり旅ならではのリスクと対策
想定されるリスク
女子ひとり旅では「お金をどう持ち歩くか」が大きな不安ポイント。特にモロッコでは、以下のようなリスクが考えられます。
人的被害
- スリ・ひったくり:人混みのスークや観光地で発生しやすい
- 置き引き:カフェやレストランで席を離れた隙に
- 騙し被害:観光客を狙った偽ガイドや物売り
技術的被害
- スキミング:観光客が多い場所や古いカードリーダーで起こる可能性
- ATM関連トラブル:カードが飲み込まれる、偽ATMなど
その他のトラブル
- カード不具合:磁気不良や海外利用停止
- 通信障害:カード会社との連絡が取りにくい
- 両替トラブル:レートの悪い両替所、偽札の混入
基本的な防犯意識
これらのリスクを避けるためには、まず基本的な防犯意識を持つことが大切です。
- 大金を一箇所にまとめない
- 人前でお金を大きく広げない
- 夜間の一人歩きは避ける
- 知らない人からの親切な申し出は慎重に判断
- 常に周囲の状況を把握する
安心して使うためのクレジットカード管理術
分散管理の基本
財布の分散
- メイン財布:ホテルでの支払いや大きな買い物用
- サブ財布:市場での小額決済用
- 緊急用:ホテルの金庫に保管
カードの使い分け
- メインカード:限度額が高く、海外旅行保険付きのもの
- サブカード:予備用として別の国際ブランド
- デビットカード:キャッシング用として別途用意
事前設定の重要性
利用限度額の調整 出発前にカード会社に連絡して、一時的に利用限度額を下げておくことをおすすめします。被害にあってもダメージを最小限にできます。
海外利用の事前通知 カード会社によっては、海外での利用を事前に通知しておかないと、不正利用と判断されてカードが止まることがあります。
緊急連絡先の控え
- カード会社の緊急連絡先(国際電話番号)
- カード番号(写真ではなくメモで別保管)
- 有効期限とセキュリティコード
- 海外旅行保険の連絡先
実際の運用テクニック
ATM利用時の注意
- 銀行内のATMを優先的に使用
- 周囲に不審な人がいないか確認
- 暗証番号入力時は手で隠す
- カードが出てこない場合は即座に銀行員に相談
店舗での支払い時
- カードが視界から離れないよう注意
- 決済端末が古すぎる場合は現金に切り替え
- レシートは必ず受け取って内容確認
- サインする前に金額を再確認
2025年最新!おすすめのクレジットカード選び
海外旅行に適したカードの条件
必須機能
- 海外旅行傷害保険(自動付帯が理想)
- 海外キャッシング機能
- 年会費が無料または安価
- 24時間日本語サポート
推奨機能
- 空港ラウンジ利用
- 海外利用時のポイント優遇
- 盗難・紛失時の緊急カード発行
人気のカード例
エポスカード
- 年会費無料
- 海外旅行保険が自動付帯
- 海外キャッシング手数料が比較的安い
- 24時間日本語サポート
楽天カード
- 年会費無料
- 海外利用でポイント2倍
- 楽天トラベルとの相性が良い
国際ブランドの選び方
VISA 世界最大のシェア、モロッコでも使える場所が最も多い
Mastercard VISAに次いで普及、ヨーロッパ系の決済に強い
JCB 日本発のブランドだが、モロッコではほとんど使えない
おすすめ組み合わせ メインをVISA、サブをMastercardにすることで、ほぼ全ての場面に対応できます。
女子旅必携!おすすめ防犯アイテム
スキミング対策グッズ
スキミング防止カードケース 電波を遮断してカード情報を守ります。財布に差し込むだけの簡単なものから、カード専用ケースまで様々。
- 価格:500円〜2,000円程度
- おすすめ:RFID blocking機能付きのもの
- 購入場所:Amazon、楽天、東急ハンズなど
このカードケースに入れてお財布に入れておけば鞄の中にそのまま入れておけるから安心。ちょっと大きいのでカード入れには入らないけど、お札入れに入れておいてもそこまで使いづらくならないから◎しかも5枚セットだから、予備カードや現地ATM用の札用としてもすごく便利。価格もお手頃だから、旅グッズのひとつとして絶対に持っておきたい。私は買い足そうかと検討中。
スキミング防止機能付き財布 財布自体にスキミング防止機能が組み込まれているタイプ。
身に着ける防犯グッズ
セキュリティポーチ/ネックポーチ 服の下に隠して着用できるタイプが人気。
特徴とおすすめポイント
- 薄型で目立ちにくいデザイン
- 防水・撥水機能付き
- 首だけでなく腰にも装着可能
- パスポートサイズも収納可能
私の使用体験 実際に「セキュリティポーチ+サブ財布」の組み合わせで滞在しましたが、一度もスリ被害にあわずに安心できました。最初は「大げさかな」と思いましたが、安心感が全然違います。
持ち歩き用アイテム
小型財布(サブ用) 市場での買い物用に、小銭や少額紙幣だけを入れる専用財布。
選び方のポイント
- コンパクトで取り出しやすい
- 硬貨が落ちない
- 汚れても気にならない素材
- 万が一盗まれても被害が少ない金額のみ収納
ダミー財布 観光地でよくある「財布を見せろ」といった要求に対応するため、期限切れカードと少額の現金を入れたダミー財布を用意する人もいます。
私は以下の2つを鞄に入れてます。ダミー財布には期限切れのカードも入れて本当の財布ぽくしてます。


体験談:私が実際にやっていた工夫
マラケシュのスークでの体験
マラケシュのジャマ・エル・フナ広場周辺のスークは、とにかく人が多くて活気があふれています。でもその分、スリのリスクも高い場所です。
私が実践していた方法
- サブ財布だけを持参:メイン財布はホテルに置いて、小額現金のみ持参
- 値段交渉は予算内で:「これ以上は持っていない」と言える金額に設定
- カードは絶対に出さない:現金での支払いに徹底
この方法で、安心してスーク散策を楽しめました。店員さんも現金での支払いに慣れているので、取引もスムーズでした。
リヤドでの宿泊体験
伝統的な宿泊施設リヤドでは、カード決済に対応している場所とそうでない場所があります。
私の体験したトラブルと対処法 あるリヤドでチェックアウト時にカードが読み取れないトラブルが発生。幸い現金を多めに用意していたので、問題なく支払いができました。
学んだこと
- カードが使えると聞いていても、現金の準備は必須
- 宿泊費は特に大きな金額になるので、複数の支払い方法を用意
- 両替は事前に済ませておく
レストランでの決済体験
高級レストランでの経験 マラケシュの観光客向けレストランでは、ほとんどの場合カード決済が可能でした。ただし、端末の調子が悪くて何度かやり直しということも。
地元向けカフェでの経験 現地の人が通うような小さなカフェでは、現金のみの場合がほとんど。でもその分、価格も観光地価格ではなくリーズナブルでした。
モロッコでの現金管理のコツ
両替のベストタイミング
空港での両替
- レートは良くないが、市内到着までの交通費として最低限は両替
- 目安:3,000円程度をディルハムに
市内での両替
- 銀行や正規両替所を利用
- ホテルのフロントで両替所の場所を確認
- まとまった金額は銀行での両替がおすすめ
- ATMでカードのキャッシング
現金の持ち歩き方
1日の予算設定目安
- 食事:200-500MAD(3,000-7,500円)
- 交通費:50-100MAD(750-1,500円)
- お土産・雑費:300-1,000MAD(4,500-15,000円)
分散保管
- 財布①:その日使う分
- 財布②:予備として
- ホテル:まとまった現金とカード
チップ文化への対応
モロッコではチップ文化があるため、小額紙幣・小銭(5MAD、10MAD)を多めに用意しておくと便利です。
チップの目安
- レストラン:会計の10%程度
- ホテル:荷物運びで20-50MAD
- タクシー:お釣りの小額を渡す程度
- 観光ガイド:半日で100-200MAD程度
トラブル時の対処法
カード紛失・盗難時
すぐにやること
- カード会社に緊急連絡(24時間対応)
- 警察に届出(保険請求に必要)
- 大使館・領事館に相談
事前準備として
- 緊急連絡先を複数箇所に控えておく
- カード情報は写真ではなくメモで保管
- 家族にもカード番号を伝えておく
現金不足時の対処
キャッシング以外の方法
- 国際送金サービス(Western Unionなど)
- 日本の家族からの送金
- クレジットカードのキャッシング枠増額
詐欺被害を避けるために
よくある手口
- 偽ガイドによる法外な案内料請求
- 商品の押し売りと高額請求
- レストランでの外国人価格
対処法
- 事前に相場を調べておく
- はっきりと断る勇気を持つ
- トラブルの際はホテルスタッフに相談
まとめ|最新事情と防犯対策を知って安心の旅を
2025年のモロッコではクレジットカードが使える場所は確実に増えていますが、まだ現金必須の場面は多いのが実情です。
女子ひとり旅なら以下の3つのポイントを意識すれば、お金に関する不安は大幅に軽減できます:
- 「カードは分散管理」 – 複数のカードと現金を使い分け
- 「防犯アイテムで安心感アップ」 – セキュリティポーチやスキミング防止グッズを活用
- 「現金を適切に準備」 – カードが使えない場面に備えて現金も用意
私からのアドバイス
何より大切なのは「使えると思い込まないで、どちらも準備しておくこと」。完璧な準備をしすぎる必要はありませんが、基本的な対策をしっかりしておけば、モロッコの旅をもっと安心して楽しめます。
お金の心配が減れば、その分モロッコの美しい街並みや美味しい料理、温かい人々との出会いに集中できるはず。ぜひ参考にして、素敵な旅を楽しんでくださいね!
関連記事 →



コメント