モロッコで宿泊先を探していると、ホテルとリヤドという2つの選択肢が出てきます。
せっかくモロッコへ行くなら、伝統的な雰囲気を楽しめるリヤドに泊まってみたい。でも、普通のホテルとは何が違うの?と迷う方もいるのではないでしょうか。
私はこれまでモロッコ各地でホテルとリヤドの両方に宿泊してきましたが、それぞれに違った魅力があると感じています。
この記事では、実際の宿泊経験をもとに、ホテルとリヤドの違いやメリット・デメリット、旅のスタイルに合わせた選び方を紹介します。
モロッコのホテルとリヤドは何が違う?
リヤドとは?伝統的な中庭のある宿
リヤドとは、モロッコの伝統的な邸宅建築を改装した宿泊施設のことです。建物の中心に中庭があり、タイルや木彫りの装飾が施された、モロッコらしい雰囲気を感じられるのが特徴です。多くは旧市街(メディナ)の中にあり、部屋数も比較的少なく、アットホームな雰囲気で滞在できます。
ホテルとリヤドの違いを比較表で紹介
| 比較項目 | リヤド | ホテル |
|---|---|---|
| 雰囲気 | モロッコらしい伝統的な雰囲気 | 一般的なホテルの快適さ |
| 立地 | 旧市街(メディナ)が多い | 新市街や空港近くなど様々 |
| エレベーター | ないことが多い | あることが多い |
| 水回り | 部屋によって差がある | 宿のグレードや客室によって異なる |
| スタッフとの距離感 | 近く、アットホーム | スタンダードなホテル対応 |
リヤドに泊まるメリット・デメリット
リヤドの一番の魅力は、何といってもモロッコらしい伝統的な雰囲気です。木の装飾や中庭のある空間は、ホテルでは味わえない特別感があります。スタッフとの距離感も近く、以前紹介したリヤドでは、フロントの方と日本語で会話できたり、朝寝坊した際にスタッフがわざわざ声をかけに来てくれたりと、アットホームな温かさを感じる場面が何度もありました。

実際に宿泊したイムリル村のリヤドについては、こちらの記事で詳しく紹介しています。
▶イムリル村のおすすめリヤド宿泊記|Riad Jnane Imlilに泊まってみた感想
一方で、注意しておきたい点もあります。リヤドはエレベーターがないことが多く、スーツケースを上の階まで運ぶのが大変です。宿によってはスタッフが荷物を運んでくれることもあります。その際、お礼として少額のチップを渡すのもよいでしょう。
モロッコのチップ事情や、実際にリヤドで荷物を運んでもらった体験については、こちらの記事で詳しく紹介しています。
▶【2026年版】モロッコのチップはいくら?相場・場面別の目安と渡し方を解説
また、水回りの設備はリヤドによってかなり差があります。
私が泊まったリヤドの中には、1階の客室には専用のシャワー・トイレがあるものの、2階以上の客室では共用になっている宿もありました。設備は宿や客室によって異なるため、予約前に確認しておくことをおすすめします。
ホテルに泊まるメリット・デメリット
ホテルの魅力は、やはり設備の快適さです。私が泊まったホテルは水回りもきれいで、いわゆる「普通のよくあるホテル」という安心感がありました。エレベーターがあるのも、荷物が多いときには地味に大きなポイントです。

帰国日の前日は、空港への移動を考えてホテルに泊まるのもおすすめです。
例えばカサブランカなら、空港へ移動しやすい立地のホテルを選ぶことで、帰国当日の負担を減らせます。ホテルによってはタクシーを手配してもらえるため、荷物が多いときにも便利です。
帰国便の時間に余裕があれば、午前中にハッサン2世モスクを観光してから空港へ向かう、という過ごし方もできます。
ちなみに、ホテルもリヤドも無料Wi-Fiを利用できる宿が多い印象です。ただし、通信環境は宿によって異なるため、予約前に口コミなどで確認しておくと安心です。
公共のWi-Fiを利用するときのセキュリティ対策については、こちらの記事で紹介しています。
▶海外フリーWi-Fiは危険?モロッコ滞在中にVPNを使って感じた安心ネット対策
女性ひとり旅で宿を選ぶときのチェックポイント
女性のひとり旅では、宿の設備だけでなく、立地や夜の帰り道も確認しておきたいポイントです。
リヤドは旧市街の狭い路地にあることが多く、タクシーが宿の前まで入れる場合もあれば、途中で降りて歩かなければならない場合もあります。予約前には地図や口コミを確認し、車でどこまで近づけるか、夜でも迷わず戻れそうな場所かをチェックしておくと安心です。
一方、ホテルも立地によって周辺環境は異なりますが、車で入口までアクセスできる宿なら、夜遅い到着時にも移動の負担を減らせます。
また、エレベーターの有無も重要です。特に大きなスーツケースを持っている場合は、客室まで階段で運ぶ必要がないか、事前に確認しておくことをおすすめします。
実際に泊まって感じたホテルとリヤドの違い
シャウエンやマラケシュで泊まったリヤドでは、木のぬくもりやスタッフの温かい対応など、モロッコらしさをたっぷり感じられました。
一方、マラケシュで利用したWAZO HOTELでは、キッチンと洗濯機が備わったアパートメントタイプの客室に宿泊しました。
フナ広場からは少し距離がありましたが、滞在中に洗濯できるため、持参する衣類を減らせたのが便利でした。
▶【実体験】マラケシュ長期滞在におすすめのWazo Hotel|キッチン・洗濯機付きで女性ひとりでも安心
リヤドの伝統的な雰囲気も魅力的ですが、長期滞在では設備の整ったホテルやアパートメントタイプの宿も快適だと実感しました。
ホテルとリヤド、どちらがおすすめ?
モロッコらしい滞在を楽しみたいならリヤド
旅の思い出として、モロッコらしい雰囲気をじっくり味わいたいならリヤドがおすすめです。
快適さを重視するならホテル
設備の安定感や荷物の運びやすさを重視するなら、ホテルがおすすめです。エレベーターや広めの客室がある宿も多く、長期滞在ではキッチンや洗濯機付きの客室も便利でした。
帰国日前日はホテルという選び方も
帰国日の前日は、空港へのアクセスのしやすさを考えて、カサブランカなどのホテルに泊まるのも一つの選び方です。
まとめ|旅の目的に合わせて宿を使い分けよう
リヤドとホテル、どちらが優れているというわけではなく、旅の目的やタイミングに合わせて使い分けるのが一番だと感じています。
モロッコらしい雰囲気を楽しみたいならリヤド、設備の快適さを優先したいならホテル。それぞれに違った魅力があり、実際に両方泊まってみると、その違いも旅の楽しみのひとつになります。
私自身、リヤドの中庭でのんびり過ごす時間も、設備の整ったホテルでゆっくり休む時間も、どちらも好きです。
ぜひ旅の予定や自分の好みに合わせて、ぴったりの宿を選んでみてください。
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