モロッコはカードが使える場所も増えていますが、スークやローカル店舗では今も現金が基本です。
だからこそ気になるのが──
「結局、現金はいくら持っていけばいいの?」
カードは本当に使える?
チップはいくら必要?
ツアーならそんなに持たなくていい?
ATMは安全?
私も初めて行く前、同じことで何度も検索しました。
そこで今回は、実際に私がモロッコで使ったリアルな金額をもとに、
- ツアー参加の場合
- 個人旅行の場合
- ATM事情のリアル
を、できるだけ具体的にまとめます。
結論|1週間ツアーなら「1〜2万円」でほぼ足ります
私が最初に参加したのは、10日間の周遊ツアーでした。
添乗員さんからは
「両替は1万円くらいで大丈夫ですよ」と言われました。
✔ 食事付き
✔ 移動は専用バス
✔ 立ち寄るお土産店はカード可
この条件なら、現金が必要なのは
- チップ
- スークでの買い物
- 食事中・フリータイムの飲み物代
くらいです。
それでも心配性の私は、空港で2万円両替。実際に使ったのは約1万3千円でした。
さらに、ツアー中に現金が足りなくなった方へ5千円分両替してあげられる余裕もありました。
つまり──
✔ 食事付き周遊ツアー
✔ 大型バス移動
✔ 観光客向け店舗中心
このタイプなら、1〜2万円あればほぼ安心ラインです。
「足りなかったらどうしよう」と不安になりますが、
ツアー形式の場合、現金を使う場面は想像よりずっと少ない、というのが正直な感想です。
立ち寄るお土産屋さんでは大抵クレカが使えるので手持ちの現金が少なくても問題ありませんでした。
※物価は変動します。観光地価格はスーパーより高いこともあるため、不安な方は少し多めに準備しておくと安心です。
個人旅行ならいくら?
ここが一番差が出ます。
滞在スタイルによって、必要な現金は大きく変わります。
3泊〜5泊の短期観光
■ 節約寄り(ローカル食堂中心)
目安:1万円前後
・ローカル食堂
・チップ
・カフェ数回
・小さなお土産
・タクシー数回
このくらいなら、1万円程度+不足分はATMで対応可能です。
■ レストランも楽しみたい派
目安:1万5千円〜2万円
・観光客向けレストラン数回
・カフェ利用多め
・スークでの買い物
・タクシー利用
観光地レストランは1食1,500〜3,000円ほどかかることもあります。
短期でも外食中心なら、1万円では少し心もとないです。
1週間以上の滞在
■ 生活寄り(自炊あり)
目安:1万5千円〜2万円+ATM併用
スーパー中心なら現金使用はそこまで多くありません。
■ 観光・外食多め
目安:2万〜3万円+ATM併用
・レストラン利用増加
・スークで本気買い物
・急なタクシー
・アクティビティ追加
このスタイルだと、2万円は普通に超えます。
なぜ幅を持たせるのか
モロッコは「物価が安い」と言われがちですが、
観光客向けエリアでは日本と同じかそれ以上になることもあります。
安心ラインは、ちょっと多めに見ておくこと。
足りない不安のほうが、余る不安よりストレスが大きいです。
スークで本気買い物派
これは正直、上限なしです。笑
ラグ、バブーシュ、バッグ、食器、ランプ、スパイス…
見ているだけのつもりが、気づけば両手いっぱい。
しかも交渉がうまくいくと、
「もう1ついく?安くするよ」
この一言で財布のひもが緩みます。
目安は?
軽めに楽しむなら:+1〜2万円
ラグなど大物を狙うなら:+3万円以上も普通にあり得ます。
特にラグや革製品は、数万円単位になることもあります。
スークは現金のみのお店も多く、「カード使えないよ」と言われることも多いです。
その場で引き下がるか、「買う」と決めるか。
現金の有無で選択肢が変わります。
私は買い物が好きで、絶対使いすぎると分かっているタイプ。
だから最初から少し多めに両替します。
足りなくなって焦るより、使うかもしれない前提で準備しておく方が、精神的に楽だからです。
両替しすぎの落とし穴
モロッコディルハム(MAD)は、原則として国外持ち出しが禁止されている通貨です。
そのため、余ったディルハムは出国前に再両替する必要があります。
・ムハンマド5世国際空港
・マラケシュ・メナラ空港
などの主要空港には両替カウンターがあります。
ただし、注意があります。再両替は可能ですが、
・ユーロや米ドルへの両替が中心
・日本円に戻せない場合もある
・レートはあまり良くない
というケースが多いです。
つまり、
「多めに両替 → 余る → 再両替でレート損」
という流れになることも。
余ったディルハムはどうする?
・空港のカフェで使い切る
・空港のお土産店で消化する
・出国前に再両替する
空港価格はやや高めですが、中途半端に余って再両替で損するよりは合理的な場合もあります。
ただし、空港内の免税店はユーロ価格表示が多く、少額ディルハムは使いづらいこともあるため注意が必要です。
モロッコATMのリアル注意点
都市部ではATM自体は多く、「見つからない」ということはほぼありません。
ただし、いくつか注意点があります。
・道沿いにむき出しで設置されていることが多い
・夜や人通りの少ない場所は避けたい
正直、「今お金引き出してます!」感がかなり出ます。
女子ひとり旅の場合は特に、
日中・ショッピングモール内・ホテル内ATMの利用がおすすめです。
ホテルのフロントで「ATMはどこにありますか?」と聞けば、近くの安全な場所を教えてくれることが多いです。
また、都市部では比較的見つけやすいATMも、郊外では必ずあるとは限りません。
特にサハラ方面へ向かう道中の立ち寄りスポットでは、ATMがない場所もあります。
砂漠ツアー中は基本的に引き出しチャンスがないと考えておいた方が安心です。
サハラに行く予定がある場合は、出発前に必要分を準備しておくのがおすすめです。
私の最終結論|現金+Wiseが一番安心
私が今落ち着いている形はこれです。
・空港で両替
・Wiseカードをメイン
・チャージ式クレカをサブ
・予備カード2枚
現金を持つ+いつでも安全に作れる状態にしておくこの2段構えが、一番安心でした。
モロッコは完全なカード社会ではありません。でも、現金を持ちすぎるのも不安。
だから私は、
✔ 必要分は両替
✔ 足りなければATMで引き出せる状態にしておく
という形にしています。
Wiseは、
✔ 残高の範囲内でATM引き出しができる
✔ 被害は残高まで
✔ アプリで即管理できる
✔ 為替レートが比較的良い
という点で、特に長期滞在と相性が良いと感じています。
「現金いくら?」の答えは滞在スタイルで変わります。
でも、安全に作れる手段を持っておくことは、どんな旅でも共通です。
意外と盲点|チップとトイレ代
モロッコはチップ文化があります。レストランでは10〜20ディルハム程度、ホテルのポーターには5〜10ディルハム程度が目安です。
トイレも有料のところが多く、1回2〜5ディルハムかかります。小銭を常に持っておくと便利です。私はいつも、小銭用の小さなポーチを持ち歩いていました。
チップや有料トイレのために、常に小額紙幣や硬貨を用意しておくことをおすすめします。100ディルハム札しかないと、お釣りがもらえないこともあるので注意です。
チップ文化の詳しい目安はこちら⇒モロッコのチップ文化
まとめ|安心ラインは「ちょっと多め」
ツアー参加なら 1〜2万円。
短期の個人旅行なら 1万〜2万円+ATM併用。
1週間以上の滞在なら 1万5千〜3万円+ATM併用。
そして何より大事なのは、ATMで引き出せる状態にしておくこと。
「足りなかったらどうしよう」
この不安があると、旅の楽しさが半減してしまいます。
モロッコは比較的安全な国ですが、お金の準備に関しては慎重すぎるくらいでちょうどいいです。
✔ 少額両替
✔ 引き出せるカード
✔ 予備カード
この3つを押さえておけば、ほとんどの状況に対応できます。
モロッコで現金はいくら必要かは、滞在スタイル次第です。
しっかり準備して、安心してモロッコ旅を楽しんでくださいね。
私が実際に使っている支払いの組み合わせは、別記事で詳しくまとめています。
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