モロッコ旅行を計画するとき、「現金はいくら両替すればいいの?」と悩む方も多いのではないでしょうか。
食事や移動が含まれるツアーなら1〜2万円、カード決済を併用する個人旅行なら3〜5泊で1〜2万円程度が、ひとつの目安です。
ただし、モロッコではスークやローカルなお店、チップなど、現金が必要になる場面も多く、旅行スタイルによって必要額は変わります。
私も初めてモロッコへ行く前は、「1万円で足りる?」「多めに両替したほうがいい?」と何度も検索していました。
この記事では、実際に何度もモロッコを訪れた経験をもとに、ツアー・個人旅行それぞれの現金の目安や、ATMを利用するときの注意点を紹介します。
※金額は航空券・宿泊費・事前予約したツアー代を除いた目安です。個人旅行の金額は、カード決済を併用する場合の概算です。
食事・移動込みのツアーなら現金1〜2万円が目安
私が初めて参加したのは、食事と移動がほぼ含まれた10日間の周遊ツアーでした。
出発前に添乗員さんから「両替は5,000円〜1万円くらいで大丈夫」と案内されましたが、心配性の私は空港で2万円を両替しました。
実際に自分の買い物やチップなどで使った現金は約1万3千円。さらに、途中で現金が足りなくなった参加者に5,000円分を両替してあげる余裕もありました。
このツアーで現金を使ったのは、主にチップや飲み物代、個人商店での買い物です。
特にエッサウィラでは、個人商店で買い物をしたり、海岸で絵を購入したりと、現金で支払う機会が多くありました。
一方、立ち寄った観光客向けのお土産店ではカードを使えるところも多く、買い物をする場所によって必要な現金額が大きく変わると感じました。
そのため、次のようなツアーなら、現金は1〜2万円程度がひとつの目安です。
- 食事の多くが旅行代金に含まれている
- 移動は専用バス
- 買い物は観光客向けの店舗が中心
ただし、スークや個人商店で買い物を楽しみたい場合は、少し多めに現金を用意しておくと安心です。
また、自由時間の食事や買い物が多いツアーでは必要額も増えるため、日程表を確認して調整してください。
※物価や観光地の価格は変動するため、金額は目安としてご覧ください。
個人旅行なら現金はいくら?
個人旅行の場合は、滞在日数だけでなく、食事や買い物、観光のスタイルによって必要な現金が大きく変わります。
私はスーパーやレストランなど、カードが使える場所では基本的にカードで支払っています。一方、ハヌート(個人商店)やカード非対応の飲食店、チップなどには現金が必要です。
以下は、航空券・宿泊費・事前予約したツアー代を除き、カード決済を併用する場合に用意しておきたい現金の概算です。
3〜5泊の短期旅行
- カード決済中心・買い物少なめ:1万円前後
- 現金払いの食事や買い物も楽しむ:1万5千〜2万円
カードが使えるレストランやスーパーを中心に利用し、お土産も少なめなら、現金1万円前後がひとつの目安になります。
一方、ローカル食堂やハヌート、スークでの買い物が増える場合は、1万5千〜2万円ほど用意しておくと安心です。
1週間以上滞在する場合
- 生活寄り・カード決済中心:1万5千〜2万円+必要に応じてATM利用
- 観光・外食・買い物を楽しむ:2万〜3万円+必要に応じてATM利用
私は長期滞在中、3〜5日に一度マルジャンやカルフールなどのスーパーで買い物をしていました。1回の買い物は2,000〜3,000円程度ですが、カードが使えるため、必ずしもその分の現金を用意する必要はありません。
また、GetYourGuideで予約するツアーもカード決済が可能です。食事付きのツアーなら、現地での追加支出は飲み物や買い物、チップ程度で済むこともあります。
ただし、ツアー代金をカードで支払っていても、終了後に渡すチップには現金が必要です。
長期滞在だからといって最初から多額の現金を両替する必要はなく、不足した分をATMで補う方法もあります。
現金は少し余裕を持って準備する
モロッコは「物価が安い」と言われることもありますが、観光地では日本と変わらない価格のお店もあります。
私は足りなくなって焦るのが嫌なので、必要最低限より少し余裕を持って準備しています。現金が不足した場合は、ATMで追加するようにしています。
スークで買い物を楽しむなら
スークでは現金のみのお店も多く、ラグや革製品など高額な商品を購入する場合は、さらに現金が必要になることがあります。
小物や雑貨を少し買う程度なら大きな追加予算は必要ないかもしれませんが、まとめ買いや高額な買い物を予定している場合は、購入予算を別に考えておくと安心です。
私自身、エッサウィラの個人商店や海岸で絵を購入したときなど、買い物で思った以上に現金を使った経験があります。
スークでの買い物を予定している方は、こちらの記事も参考にしてみてください。
▶モロッコのスーク(市場)完全ガイド|楽しみ方・買い物のコツ・人気のお土産
両替しすぎの落とし穴
モロッコディルハム(MAD)は、国外への持ち出し・持ち込みが原則として制限されています。ただし、モロッコ外国為替局の規定では、旅行者は2,000MAD以下の紙幣を持ち出し・持ち込みできます。
モロッコディルハムは、日本の一般的な銀行や空港の両替所では基本的に取り扱っていません。一部に紙幣を買い取る専門業者もありますが、交換レートが大幅に不利になる場合があります。
そのため、次回の渡航予定がなければ、モロッコを出国する前に使い切るか、現地で再両替することをおすすめします。
余ったディルハムは、出国前に空港などで外貨へ再両替できる場合があります。対応通貨や必要書類、金額の上限、適用レートは窓口によって異なる可能性があるため、利用時に確認してください。
短期旅行の場合は、最初から多額の現金を両替する必要はありません。カード決済を併用し、不足した場合はATMで補う方法もあります。現金を余らせないためにも、滞在日数や買い物の予定に合わせて両替額を考えるとよいでしょう。
※通貨規制は変更される可能性があるため、渡航前にモロッコ外国為替局の公式サイトで最新情報をご確認ください。
モロッコでATMを使うときの注意点
マラケシュやカサブランカなどの都市部ではATMを見つけやすく、現金が必要になったときに引き出すことができます。
ただし、道路沿いにそのまま設置されているATMも多く、周囲から操作している様子が見えやすいのが気になりました。利用するなら、日中の明るい時間帯に、銀行やショッピングモールなど、管理された場所にあるATMを選ぶと安心です。
私は「今お金を引き出しています」と分かりやすい路上ATMはなるべく避けています。近くに安全そうなATMが見つからないときは、ホテルのスタッフに場所を聞くのもひとつの方法です。
私が訪れたマラケシュのジャマ・エル・フナ広場周辺にも、ATMが複数設置されていました。広場の入口付近だけでなく、少し離れた場所にも数台あり、観光中でも現金を引き出せる場所を見つけやすいと感じました。

観光地のATMだからといって必ずしも安全とは限りませんが、私は周囲の様子を確認しやすく、人通りのある場所の方が心理的に利用しやすいと感じています。利用するときは、背後から暗証番号や手元を見られないよう注意が必要です。
また、近くには両替所もあり、日本円のマークが掲示されていました。ただし、日本円から実際に両替できるかどうかや、適用されるレートは利用前に確認が必要です。
なお、ATMによっては利用手数料が発生したり、カードが使えなかったりする場合もあります。現金をATMで補う予定なら、予備の支払い手段も用意しておきましょう。
また、都市部を離れるとATMが少なくなります。特にサハラ砂漠ツアーの道中では、必要なときにすぐ引き出せるとは限りません。砂漠方面へ向かう場合は、出発前にチップや飲み物代などの現金を用意しておきましょう。
意外と盲点|チップとトイレ代
モロッコでは、レストランやホテルなどでチップを渡す場面があります。また、公衆トイレは有料のことが多く、1〜5ディルハム程度の小銭が必要になることもあります。
私はいつも、小銭だけを入れた小さなポーチを持ち歩いていました。100ディルハム札しかないとお釣りが出ないこともあるため、少額の紙幣や硬貨を用意しておくと安心です。
チップの相場や渡すタイミングについては、こちらの記事で詳しく紹介しています。
▶モロッコのチップはいくら?相場・場面別の目安と注意点まとめ【2026年版】
まとめ|必要な現金を用意し、不足分はATMで補う
モロッコ旅行で必要な現金の目安は、旅行スタイルによって異なります。
- 食事や移動が含まれるツアー:1〜2万円
- 3〜5泊の個人旅行:1万〜2万円
- 1週間以上の個人旅行:1万5千〜3万円
※個人旅行の金額は、宿泊費・航空券・事前予約したツアー代を除き、カード決済を併用する場合の概算です。
ただし、スークや個人商店での買い物、チップなど、現金が必要になる場面もあります。買い物や外食が多い場合は、目安より多めに用意しておくと安心です。
初めてモロッコへ行く方や短期旅行の場合は、最初から多額の現金を両替する必要はありません。カード決済も併用しながら、必要な現金を用意し、不足した場合はATMで補う方法もあります。
私自身は何度もモロッコを訪れ、現地で雑貨を購入する機会も多いため、一般的な旅行者より多めに両替しています。ただし、短期旅行の場合は、滞在日数や買い物の予定に合わせて金額を調整するのがおすすめです。
カードが使える場所ではカードを利用し、現金しか使えない場面にも備えておく。この組み合わせが、私には一番使いやすい方法です。
Wiseカードやチャージ式カード、予備のクレジットカードをどのように使い分けているかは、こちらの記事で詳しく紹介しています。

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