モロッコの夏ってどれくらい暑いの?
7月・8月に旅行しても大丈夫?
そんな疑問を持っている方も多いのではないでしょうか。
モロッコの7・8月は一年で最も暑い時期ですが、都市によって気温は大きく異なります。また、暑さの特徴は日本とは少し違い、服装や過ごし方を工夫することで快適に旅行できる場面もあります。
私は5月下旬にマラケシュを訪れましたが、それでも最高気温は39℃でした。この記事では、気温データと実際の体験をもとに、7・8月の暑さや服装、旅行前に知っておきたいポイントを紹介します。
モロッコの夏(7・8月)の気温はどれくらい?
モロッコは都市によって気候が大きく異なります。特に7・8月は一年で最も暑い時期で、内陸部と沿岸部では気温差が10℃以上になることもあります。
旅行先によって体感も大きく変わるため、まずは主要都市の気温を確認してみましょう。
| 都市 | 日中の最高気温目安 | 特徴 |
|---|---|---|
| マラケシュ | 38〜42℃ | 内陸部・乾燥・猛暑 |
| フェズ | 35〜40℃ | 内陸部・マラケシュ同様に暑い |
| カサブランカ | 25〜28℃ | 大西洋沿岸・風があり比較的涼しい |
| シャウエン | 30〜35℃ | 山間部・他の都市より2〜7℃低め |
| サハラ砂漠 | 40〜50℃ | 過酷・最低気温でも30℃超えることも |
※気温は目安です。年や時期によって変動します。
内陸部のマラケシュやフェズは40℃を超える日も珍しくなく、サハラ砂漠エリアでは昼間50℃近くになることもあります。暑さが心配な方は、観光は朝夕を中心に計画すると安心です。
一方で、カサブランカは大西洋から風が吹くため、夏でも比較的過ごしやすい気候です。暑さが苦手な方は、沿岸部やシャウエンなどを組み合わせた旅程も検討してみるとよいでしょう。
5月下旬でも真夏のような暑さだった
私が5月下旬にマラケシュを訪れた時は、最高気温39℃でした。7・8月ほどではありませんが、十分に真夏の暑さを体験できたため、そのとき感じたことも交えながら紹介します。
日差しが「痛い」レベル
とにかく日差しが強烈でした。暑いというより痛いという感覚です。肌に直接日光が当たるとじりじりと焼けるような痛みがあります。日陰に入るとかなり楽になるので、観光中は日陰を積極的に使うのがおすすめです。
日本とは暑さの質が違う
39℃という数字を見ると「無理!」と思うかもしれませんが、モロッコは乾燥しているので、日本の夏のような蒸し暑さはあまり感じませんでした。
歩いている間は汗が出てもすぐ乾くので、べたべたした不快感がほとんどありませんでした。立ち止まると汗をかきますが、歩き続けている間は意外と快適です。
おもしろいのが帰国した時の話。飛行機を降りた瞬間、気温は10℃以上低いのに「日本の方が暑い!」と感じたことです。雨上がりだったこともあって、湿気で空気が重く感じたんです。
ちなみに私は癖っ毛なのですが、マラケシュでは朝アイロンをかけた前髪が一日中まっすぐなのに、帰国して飛行機を降りてから5分で前髪がうねりました(笑)。湿度の差がいかに大きいか、実感できるエピソードです。湿度の違いを一番実感した瞬間でした。
日陰は過ごしやすい
マラケシュは日差しが非常に強いので、日向と日陰では体感がかなり違いました。日差しを避けて日陰に入るとかなり快適です。スークの中は屋根があって日差しが遮られるので、観光しながら自然と休憩できます。
水分補給は計画的に
私は一度、「まぁ大丈夫だろう」と水を持たずにフナ広場へ行ったことがありました。しかし思っていた以上に喉が渇いてしまい、慌てて近くのお店で水を買うことに(笑)。
それ以来、フナ広場へ行く前には、バス停近くのハヌート(地元の小さな商店)で水を買ってから向かうようにしています。足りなくなったら途中で買い足すくらいがちょうどよかったです。
私が訪れた2026年5月時点では、500mlのペットボトルがハヌートで約3.9MAD、フナ広場周辺では5MADでした。一方、スーパーでは1.5Lのペットボトルが5MAD程度で購入できました。
価格は変わることがありますが、時間に余裕があればスーパーでまとめて購入すると節約できます。観光中にすぐ飲みたい場合は、近くのハヌートを利用するのがおすすめです。
▶モロッコのハヌートとは?個人商店の使い方|スーパー(マルジャン)との違いも解説 | 砂とミントティー
また飴を常備しておくのもおすすめです。水分補給と合わせて乾燥対策になります。私は乾燥で喉がイガイガしやすかったので、飴をなめながら歩いていました。
熱中症は気づかないうちに進行することがあるので、意識的に補給することが大切です。
7・8月に旅行するなら気をつけたいこと
5月下旬でも39℃まで気温が上がったので、7・8月はさらに暑さ対策が重要になります。無理をせず、暑い時間帯を避けながら観光を楽しみましょう。
熱中症に注意
モロッコは乾燥しているため気づきにくいですが、知らず知らずのうちに脱水・熱中症になる危険があります。のどが渇く前に水分補給をする習慣をつけましょう。帽子や日傘を活用し、こまめに日陰で休憩することも大切です。
昼間は無理しない
特に12〜15時頃は最も暑くなります。この時間帯は無理に観光せず、ランチやカフェでゆっくり休憩するのがおすすめです。朝早い時間や夕方以降の方が歩きやすくなります。
私は5月下旬に訪れた際、体調を崩していたこともあり、11時頃に外出して13時頃には宿へ戻り、夕方17時頃に再び出かけるような過ごし方をしていました。
真夏の7・8月はさらに暑くなるため、昼間に観光を詰め込みすぎず、ホテルで休憩したり、カフェでゆっくり過ごしたりする旅程にしておくと安心です。朝と夕方を中心に観光するだけでも十分楽しめます。
ツアーは朝早い出発が多い
サハラ砂漠ツアーなど、朝早く出発するツアーも多いです。早朝は比較的涼しいので、むしろ動きやすい時間帯です。
夏のモロッコ旅行の服装
日中は半袖で十分です。ただし日差しが強いため、肌の露出を減らした方が涼しく感じる場合があります。UVカットのパーカーや長袖シャツは日焼け防止・防犯対策にもなるのでおすすめです。
日本の夏は湿度が高く、服が肌に張りつくので「できるだけ薄着でいたい」と感じますよね。でもモロッコは湿度が低く、汗をかいてもすぐ乾くため、長袖や羽織りを着ていても日本ほど不快ではありませんでした。
私は薄手のオーバーサイズの服を着て、服の中に風が通るようにしていました。風が入ることで思った以上に涼しく感じ、直射日光も防げるので快適に過ごせました。
また、ワンピースも風が通りやすく、とても快適でした。 暑い時期でも涼しく過ごせたので、個人的には夏のモロッコ旅行におすすめの服装の一つです。
私が実際にモロッコへ持って行った服装やコーディネートは、こちらの記事で写真付きで紹介しています。
▶︎モロッコ旅行のパッキング公開|出発1週間前の持ち物と準備リスト【12泊14日】 | 砂とミントティー
現地では欧米人がタンクトップに短パン姿で歩いている人もよく見かけましたが、私は日焼け防止と日差し対策を優先して、薄手のロングTシャツやUVカットパーカーを着て外出していました。
▶︎モロッコの服装はどうする?春(3〜4月)の気温別コーデ&持ち物ガイド | 砂とミントティー
夏に持っていってよかった持ち物
暑い時期のモロッコでは、日差し対策と水分補給が特に重要です。特に強く感じたのは、帽子よりもサングラスの重要性でした。
- サングラス(強い日差し対策に必須)
- 帽子(日差しを直接防ぐ)
- 日焼け止め(SPF50以上がおすすめ)
- 水(こまめに補給)
- 飴(乾燥対策)
- 汗拭きシート・ボディシート
- UVカットパーカー
- モバイルバッテリー(地図アプリや写真撮影でスマホをよく使う方に)
私は滞在中、眼鏡で過ごしていたのですが、コンタクトにしてサングラスをかければよかったと何度も思いました。それくらい日差しが強かったので、夏に旅行する方はサングラスがあるとかなり快適だと思います。
▶︎モロッコ旅行 持ち物チェックリスト|必須・便利・砂漠対策まで徹底解説 | 砂とミントティー
▶︎サハラ砂漠の持ち物完全ガイド|必須&あると安心+失敗談【体験ベース】 | 砂とミントティー
夏でもモロッコ旅行は楽しめる?
暑さだけ見ると「行くのが怖い」と思うかもしれませんが、しっかり対策をすれば十分楽しめます。
私も5月下旬に訪れるまでは「40℃近い気温はかなり大変そう」と思っていました。でも実際に行ってみると、日本の夏とは暑さの質が違い、湿度が低いため思っていたより快適に過ごせました。
もちろん、7・8月の内陸部(マラケシュ・フェズ)や砂漠エリアは本当に暑いので、熱中症対策や水分補給、昼間の休憩は欠かせません。
それでも個人的には、日本の梅雨や真夏の蒸し暑さより、モロッコの乾いた暑さの方が過ごしやすいと感じました。
そして、夏ならではの魅力がもう一つあります。
夏は日が長く、夜までゆっくり楽しめる
私が訪れた5月下旬でも、日没は20時30分頃でした。
夕食を食べたあとでもまだ明るく、テラスでのんびり景色を眺めたり、街を散策したりと、時間を気にせず過ごせたのがとても印象的でした。
7・8月はさらに日が長くなるため、昼間はホテルやカフェで休憩し、夕方から夜にかけて観光を楽しむ旅程もおすすめです。
テラスから見たマラケシュの夕暮れ。
20時、20時半、21時の写真です。時間によって空の色がどんどん変わっていきます。



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