モロッコは砂漠の国だから、冬でも暖かいと思っていませんか?
実際に行ってみると、昼間は暖かくても、朝晩は想像以上に冷え込みます。
特にサハラ砂漠や山岳地帯では気温が0℃前後まで下がることもあり、防寒対策をしていないと寒さで観光どころではありません。
私も冬のモロッコを訪れたときは、昼は秋、夜は真冬という寒暖差に驚きました。さらに、リヤドの室内が外より寒く感じることもあり、日本とは違う冬の過ごし方を実感しました。
この記事では、実際に訪れた経験をもとに、
- 冬(12〜2月)の気温
- エリア別の服装
- サハラ砂漠の防寒対策
- 室内で快適に過ごすコツ
を詳しく紹介します。
【まずはここが大事】エリアごとに気温が全然違う!
冬のモロッコは、日本のように「全国どこへ行っても同じ冬」ではありません。
同じ日に旅行していても、都市・山岳地帯・砂漠では気温が大きく異なります。
まずは主要エリアの気温の目安を見てみましょう。
※気温はあくまで目安です。同じ冬でも都市や標高、天候によって大きく変わるため、出発前に訪問都市の最新予報をご確認ください。
| 地域 | 昼の気温 | 夜の気温 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| マラケシュ | 15〜22℃ | 5〜10℃ | 朝晩は冷えるけど日中は秋っぽい |
| フェズ | 10〜18℃ | 1〜5℃ | 石造りの建物で“室内が激寒” |
| シャウエン | 8〜16℃ | 0〜5℃ | 山の中。体感はもっと寒い |
| サハラ砂漠(メルズーガなど) | 18〜25℃ | 0〜-5℃ | 0℃前後まで冷え込むことがある |
表を見ると分かるように、特に注意したいのは朝晩の冷え込みです。
マラケシュでは日中20℃以上まで暖かくなる日もありますが、日が沈むと一気に気温が下がります。
さらにシャウエンやアトラス山脈などの山間部、サハラ砂漠では0℃前後まで冷え込むこともあり、同じ服装では対応できません。
意外な盲点は「外より室内が寒いこと」
私が冬のモロッコで一番驚いたのは、外より室内の方が寒く感じる宿が多かったことです。
その理由は、
- 暖房設備がない、または弱い宿が多い
- 石造りの建物が多く、室内まで冷えやすい
- ドアや窓の隙間から冷たい空気が入りやすい
ためです。
観光中は薄着でも快適だったのに、宿へ戻った瞬間「寒い!」と感じることも珍しくありません。
そのため、冬のモロッコでは外だけでなく室内で過ごす服装まで考えて準備しておくのがおすすめです。
私が冬のモロッコで持っていく服装
冬は年間を通して持っていく基本の服装に加えて、防寒アイテムを追加しています。
私が実際に持っていくのは、こんな組み合わせです。
- 薄手ロンT
- トレーナー またはパーカー
- デニムシャツ
- ワンピース
- レギンスパンツ
- レギンス
- ヒートテック
- 厚手の靴下
- ウルトラライトダウン
- ストール
- パジャマ&機内用のスウェット上下

インナーと重ねて温度調整できる服が便利です。観光で動くと日中は汗ばむこともあります。私は大体日中はロンTにワンピースの楽ちんスタイルです。
ちなみに、以前2月にマラケシュに滞在したとき、日中27℃になった日もありました。
車で周遊するツアーであれば、このくらいの枚数でも約10日間は十分過ごせました。私は洗濯を前提にせず、洗濯回数を最低限に抑えられるように荷造りをしています。
移動が続く日はホテルに着くのも遅くなりがちで、手洗いする時間や体力が残っていないことも少なくありません。そのため、少ない回数の洗濯でも着回せる服装を意識しています。
【特に大事】アウターは軽量ダウンがおすすめ
冬の旅行なら、日本から着ていくコートをそのまま使えばよいと思う方もいるかもしれません。
私もビーチリゾートや欧米の都市を旅行するときは、普段日本で使っているアウターをそのまま着て行くことがあります。しかし、モロッコでは日本と旅先の環境が大きく違うため、私はウルトラライトダウンを選んでいます。
理由は、日中暖かくなったときに小さく収納でき、朝晩や砂漠ではすぐに羽織れるからです。日本から着て行けば、スーツケースの荷物を増やさずに済むのも助かります。
また、サハラ砂漠では風や細かい砂で服が汚れやすいため、普段日本で着ているお気に入りのコートは持って行きたくありません(笑)。軽くて扱いやすく、街歩きから砂漠泊まで気兼ねなく使えるダウンが、私には一番合っていました。
【砂漠泊】ここは別世界。防寒対策はしっかりと
サハラ砂漠でテント泊を予定している方は、防寒対策をしっかり準備しておくことをおすすめします。
昼間は暖かくても、日が沈むと一気に気温が下がり、冬は0℃前後まで冷え込むこともあります。
私も最初は「夜もそこまで寒くないだろう」と思っていましたが、その考えはすぐに覆されました。星空は本当にきれいですが、防寒が足りないと寒さが気になって景色を楽しむ余裕がなくなってしまいます。
準備例
- ヒートテック上下(極暖)
- ウルトラライトダウン
- 厚手の靴下
- ストール or ネックウォーマー
ストールを現地で購入して、夜は首に巻いたり、寒い日は頭まで覆ったりして使っています。現地で買えば旅の思い出にもなるのでおすすめです。
ヒートテックは上下あると安心
ヒートテックは、トレーナーの下に着て、ボトムスの中にもインするとお腹まわりまで暖かくなります。
私はこの組み合わせで冬のサハラ砂漠でも快適に過ごすことができました。
足元は厚手の靴下が大活躍
一方で、これは本当に持って行ってよかったアイテムです(笑)。
私は毎回「まるでこたつソックス」を持って行きます。
毛玉ができやすいのが少し気になりますが、それ以上に暖かさが圧倒的。石造りのリヤドや砂漠のテントでは、足元が暖かいだけで睡眠の質が大きく変わります。
テントによっては毛布を貸してもらえますが、数に限りがあったり、寒さの感じ方には個人差があります。
「貸してもらえるから大丈夫」と考えず、自分でできる防寒対策を準備しておくと安心です。
それでも翌朝5時頃に起きて見たサハラ砂漠の星空は、本当に忘れられない景色でした。
空いっぱいに広がる星は、日本ではなかなか見られないほど美しく、「寒くても起きてよかった」と思える絶景でした。
サハラ砂漠で見た星空や朝日については、こちらの記事で紹介しています。
▶サハラ砂漠の星空はどれくらい綺麗?体験談とベストな見方・時期・持ち物まとめ
【意外と盲点】ホテルの室内が寒い!
モロッコの冬は日中は暖かくても、ホテルやリヤドの部屋に戻ると「こんなに寒いの!?」と驚くことがあります。
暖房設備があっても、石造りの建物や天井の高さの影響で、部屋全体が暖まるまで時間がかかったり、足元が冷えやすかったりすることがありました。
私が実際にしていた防寒対策はこちらです。
- ストール(膝掛け代わりにも便利)
- 厚手の靴下
- ヒートテックを着たまま寝る
- ブランケットを追加で借りる(可能な場合)
- 寒い日は、パジャマ代わりのスウェットの下にウルトラライトダウンを着て寝る
私はこの着方が一番暖かく感じました。上から羽織るよりも体に近い位置で保温できるので、荷物を増やさずに防寒できるのも旅行では助かります。

特にリヤドは底冷えしやすく、ドアの隙間から冷たい風が入ってくることがあります。
使っていないタオルがあれば、ドアの隙間に丸めて詰めておくだけでも冷気が入りにくくなり、体感温度がかなり変わりました。
【足元】基本は歩きやすいスニーカーがおすすめ
冬のモロッコでも、観光中の足元は歩きやすいスニーカーが基本です。
旧市街は石畳や段差が多く、長時間歩くこともあるため、履き慣れた靴を選ぶと安心です。
砂漠ではサンダルに履き替えても構いませんが、砂が入りやすいため、かかとを固定できるタイプがおすすめです。朝晩は足元も冷えやすいので、厚手の靴下も一緒に持って行くと快適に過ごせます。
裸足は、冷えや砂によるけがを防ぐためにも避けた方が安心です。
まとめ|冬は準備すれば最高の季節
冬のモロッコ旅行では、寒暖差に合わせた服装選びがポイントです。
- 昼は暖かくても、朝晩はしっかり防寒する
- サハラ砂漠でテント泊をするなら防寒対策は必須
- リヤドなど室内の寒さ対策も忘れずに
- 歩きやすいスニーカーと重ね着で快適に過ごせる
寒さ対策さえしっかりしておけば、冬は観光客も比較的少なく、澄んだ空気の中で美しい景色を楽しめるおすすめの季節です。
私も寒さに震えながら迎えたサハラ砂漠の朝、満天の星空を見た瞬間に「来てよかった」と心から思いました。
しっかり準備をして、冬ならではのモロッコの魅力を楽しんできてください。
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